
(127)全日本大学駅伝事前インタビュー④/鈴木祐太、曳田道斗
「今年度のチームは違う」とチーム内外から声が上がる変化の1年となった2022年。10月に行われた箱根駅伝予選会(以下、予選会)では2位通過と悔しい結果になったが、その悔しさを伊勢路で爆発させることはできるのか。レースを直前に控えた選手たちの声をお届けする。
第4回は鈴木祐太(文2=鎌倉学園)、曳田道斗(政経2=宮崎日大)のインタビューです。(この取材は10月29、30日に電話で行われたものです)
鈴木祐
――予選会では最終調整が課題と仰っていましたが、今回はどんな調整をしていきますか。
「前回は疲労を抜くために落としめでジョグをしていましたが、それであまり序盤からいけない感じがしていたので、今回はあまり落としすぎずに調整をしています」
――練習をしていく中で調子が良いと感じた部分はありますか。
「普段のジョグや、ポイントであったり流しのスピード感が前までは自分からスピードを出している感じでした。今は勝手にスピードを出せる感じなのでそういう意味では調子が良いと感じています」
――予選会後のチームの雰囲気はいかがですか。
「予選会は2位通過でいい成績ではあると思いますが、悔しがっている人が多くて2位で慢心せずにこれからの駅伝に気を抜かずやっていこうという雰囲気です」
――久々の有観客の駅伝ということについてはいかがですか。
「無観客と観客の方が来てくださるのは、力の入り方も気持ちの入り方も変わります。観客がいた方がいい走りができると思っているので、今回はすごく良いと思います」
――全日本大学駅伝(以下、全日本)への印象はいかがですか。
「箱根駅伝(以下、箱根)や他の駅伝と比べてもかなり距離が短めで、例年明治もいい成績を残しているので明治が強い駅伝といえば全日本という印象です」
――全日本に向けて意気込みをお願いします。
「初めての駅伝になるので、走れたとしても走れなかったとしても最大限自分のやれることをやろうと思うので応援よろしくお願いします」
――ありがとうございました。
曳田道斗(政経2=宮崎日大)
曳田
――現在のコンディションはいかがですか。
「早大競技会後も順調に練習をこなせているので、いい状態だと思います」
――どの場面で感じますか。
「合宿中や合宿前は、ポイント練習で精いっぱいといったことはありました。しかし合宿後は余裕を持って終えることができているので、状態は良いのかなと思います」
――やはり28分台に入ると心の余裕度は変わってきますか。
「自信にもつながりましたし、まだまだいけるなという感じが出てきたのでそういったところはあります」
――予選会が終わってからのチームの雰囲気はいかがですか。
「全日本を見据えてチーム一丸となって同じ目標に向かってしっかりやれていると思います」
――ついに駅伝が始まりますが今の心境はいかがですか。
「まず全日本に合わせて、出走メンバー入りということを第一に考えてやっていきたいと思っています」
――希望区間はありますか。
「自分は単独走というより集団走を使っていきたいというのがあるので、1区などがいいと思います」
――予選会後の雰囲気は昨年度と比較していかがですか。
「やはり2位通過ということで、全員が満足しているわけではなかったです。全日本で結果を出し、箱根でしっかりとシード権を取って来年度につなげていければと思います」
――残り1週間どのように過ごしていきたいですか。
「特別なことはせず、いつも通りのことを当たり前にできればそれなりに状態は上がってくると思います。体調管理などをしっかりして状態を上げていけたらと思います」
――個人での目標をお願いします。
「出走するとなれば区間5位以内を目標にやっていきたいです」
――ありがとうございました。
[桑原凉也、菊地隼人]
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