
(125)全日本大学駅伝事前インタビュー②/室田安寿、森下翔太
「今年度のチームは違う」とチーム内外から声が上がる変化の1年となった2022年。10月に行われた箱根駅伝予選会(以下、予選会)では2位通過と悔しい結果になったが、その悔しさを伊勢路で爆発させることはできるのか。レースを直前に控えた選手たちの声をお届けする。
第2回は室田安寿(情コミ1=宮崎日大)、森下翔太(政経1=世羅)のインタビューです。(この取材は10月29日に電話で行われたものです)
室田
――予選会を終えて現在の調子はいかがですか。
「今の調子は予選会の疲労が取れて予選会の時よりも調子が上がってきています」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「予選会を終えて前よりも引き締まったように感じます。全日本大学駅伝(以下、全日本)に懸ける思いが見えてきたと感じています」
――チームの雰囲気が締まってきたのは具体的にどのようなところで感じますか。
「以前は少し気が緩んでいた時もあったのですが、1年生の仕事ができてないということで指摘していただきました。なあなあになっていた部分を悪いところは悪いと言ってもらって引き締まってきたと感じました」
――課題克服のためにどのようなことに取り組んできましたか。
「予選会ではラスト5キロで失速してしまったので、終わってからは疲労を抜きながらも少しずつ力をつける練習をしていきました。距離を落とすというよりかは、量はキープしながら質を落とすという疲労の抜き方だったので、後半に耐えられる足づくりを意識して練習しました」
――走りたい区間はありますか。
「つなぎの5区を走りたいと思っています。自分の走りの特性上、攻める走りというよりは淡々と押していく走りが自分には向いているのかなと思っているので、それに合う5区を走りたいなと思っています」
――個人的な目標はありますか。
「区間順位1桁を目標にしています」
――チームの目標はありますか。
「シード権獲得の一つだけです」
――久しぶりの有観客の駅伝ということでどのような思いがありますか。
「久しぶりの有観客での試合ということで多くの人が見に来てくださると思います。出走した際には明治ファンの方々や、テレビの前で見ているお世話になった方たちを元気づけられるような、思いが伝わるような走りをしたいと思います」
――予選会を経て周りから期待されることも多くなったと思いますが、それに対してプレッシャーは感じていますか。
「特別何かを感じているわけではないです。いつも通りのことをやっているだけです」
――エントリーされている他の1年生にはどのような思いを抱いていますか。
「やはり負けたくないです」
――最後に意気込みをお願いします。
「出走することになったら区間上位目指して、チームのシード権獲得に貢献できるような走りをしたいです」
――ありがとうございました。
森下翔太(政経1=世羅)
森下
――予選会を終えてからご自身の中で変化はありましたか。
「練習内容で特に変わったことはありませんが、自分としては予選会の時よりもスピードがついたと感じています」
――全日本は箱根駅伝と比べると短距離区間も多いですがいかがですか。
「10キロ以上の区間だとラスト1~2キロくらいまでは持久力が重要になってきますが、後半勝負できるようになっていると思います」
――予選会から全日本まで期間が短かったと思いますが、疲労は取れましたか。
「予選会では全力で走ることができなかったため、疲労は少なかったです。その中でも疲労を残さないことを意識していたので、期間は短いですが調整はできていると思います」
――走りたい区間はありますか。
「1区、もしくは少し長い区間が走れたらいいなと思っています」
――全日本に対する印象はありますか。
「三大駅伝の一つなので自分をアピールできる場所でもありますし、大学駅伝を経験する貴重な機会だと思っています」
――当日に向けてレースプランを考えていますか。
「区間ごとに今まで走ってきた先輩のアドバイスをまとめた資料があります。それを見てこの区間は後半に上っているからきついとか、ここから勝負が始まるという情報は把握しています。その意見を取り入れながら選ばれた区間で走ろうと思っています」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「一人一人の意識がかなり高くなっていると思います。練習を見ていてもいい感じでやっているので、雰囲気はいいままに、コンディションはどんどん上がっているのかなと思います」
――久しぶりの有観客開催となりますがいかがですか。
「やはり応援が多いというのは力になりますし、頑張れるので良いと思います」
――全日本に向けて意気込みをお願いします。
「個人では区間賞が取れるところは区間賞を狙って、難しそうだったら区間で3~5番以内を狙いたいです。チーム全体ではシード圏内はもちろん、5位以内を目標に頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[島田五貴、松原輝]
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