
(124)全日本大学駅伝事前インタビュー①/吉川響、堀颯介
「今年度のチームは違う」とチーム内外から声が上がる変化の1年となった2022年。10月に行われた箱根駅伝予選会(以下、予選会)では2位通過と悔しい結果になったが、その悔しさを伊勢路で爆発させることはできるのか。レースを直前に控えた選手たちの声をお届けする。
第1回は吉川響(文1=世羅)、堀颯介(商1=仙台育英)のインタビューです。(この取材は10月28、29日に電話で行われたものです)
吉川響
――現在のコンディションはいかがですか。
「夏合宿の時よりも調子が良い感覚があるので、練習もいい感じでこなせています。しっかりメンバーに入ったら走れる感じに仕上がっていると思います」
――練習のどの部分で調子が良いと感じましたか。
「予選会終わりの練習で、20キロのペース走の練習がありました。その時に先頭でゴールすることができたので、調子が明らかに戻ってきている感覚がありました」
――全日本大学駅伝(以下、全日本)への印象はいかがですか。
「高校の時から全日本は見ていましたが、その時から明治大学がシード権を取ったり上位に入ったりすることが印象に残っています。自分もしっかり走って、同じような結果を出したいと高校の時から思っていたので一つの憧れの舞台だと思っています」
――久々の有観客の駅伝となりますが、その点はいかがですか。
「最近は無観客の試合が多くなっていますが、久しぶりに観客がいる状態でレースを行えます。声援が目の前にあると自分たちも頑張らなくてはいけないと気持ちの切り替えができるので、観客の声援は本当に大きい存在だと思っています」
――全日本に向けての意気込みをお願いします。
「全日本のシード権を獲得するのがチームの目標でもあります。その目標を達成できるような走りをしながら、区間賞も目標にしてこれからの箱根駅伝につなげていきたいです」
――ありがとうございました。
堀颯介(商1=仙台育英)
堀颯
――全日本のエントリーメンバーに選ばれた際の心境はいかがでしたか。
「予選会で選ばれなくて悔しい気持ちはあったので、エントリーメンバーに入った時は本当にうれしかったです。ですが選ばれたからにはしっかり走らなければならないという緊張もあります」
――予選会後の取材の際、室田安寿選手(情コミ1=宮崎日大)が堀選手から「俺が走ったらもっとタイム出るぞ」と言われたとおっしゃっていました。
「入学時は室田より自分の方が速かったのですが、一緒に練習していく中で強さを感じますし、同じ学年で競い合えている存在だと思います。『俺が走ったらもっとタイム出るぞ』は冗談なのですが、全日本では室田に負けない走りができればと思います」
――1年生は4人エントリーされました。
「今年度だけでなく、将来につながるようなエントリーだと思うのですが、自分も含めてメンバーに入って満足するのではなく、1年生でも結果を出したいと思います」
――明大の強みは何だと思われますか。
「4年生が強いおかげで、大会だけでなく練習でもチームの士気が上がったり、そこに乗っかる形で下級生もうまく波に乗れていると思うのでそこが明大の強みだと思います」
――今年度は有観客での開催です。
「駅伝は応援が力になります。新型コロナウイルス対策は選手もしっかりして臨みますし、応援を走る力に変えて一つでも上の順位を狙えればと思います」
――最後に意気込みをお願い致します。
「明大のチーム目標達成のために120パーセント以上の力を出して、区間5位以内を狙います」
――ありがとうございました。
[桑原涼也、原田青空]
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