
(123)箱根駅伝予選会事後インタビュー⑦/加藤大誠、森下翔太
10月15日に行われた第99回箱根駅伝予選会(以下、予選会)。明大は2位通過を果たし、箱根駅伝(以下、箱根)や来月の全日本大学駅伝(以下、全日本)に向けて収穫の多い大会となった。今回は予選会に出走した12人の選手と監督のコメントを全7回にわたってお届けする。
第7回は加藤大誠(営4=鹿児島実業)、森下翔太(政経1=世羅)のインタビューです。(この取材は10月16、17日に電話で行われたものです)
加藤
105位 1時間4分43秒
――今回のレースを振り返っていかがでしたか。
「予選会は個人として本当に悔しい結果となってしまいました。やはり調子がよかった分、この結果になってしまったことは本当に残念です」
――2位という結果はどのように捉えていますか。
「通過することが目的だったので、それが2位という結果だっただけです。その中で富田(峻平・営4=八千代松陰)と児玉(真輝・文3=鎌倉学園)が想定通りのレースができた方だと思いますが、それ以外は思ったより後半にタイムが伸びなかったり、4分台以下になったりしてしまったと思います。そういった意味では今までの練習の成果やイメージ通りの結果が出なかったというのと、他のチーム、特に大東大と比べると最後の勢いが明大にはなかったと思います」
――全体を通しての満足度はどれくらいですか。
「チーム的にも満足していませんし、個人的にも調子が上がってきていた分、こうして結果が出なかったというのは本当に悔しいです。どうにかして対策をして、なんとしてでも次に残していかないと、この大学生活をいい形で終われないので、より細部まで取り組んでいきたいと思いました」
――当日のコンディションはいかがでしたか。
「当日の朝の環境的コンディションで言えば、少し蒸していました。そこから一気に風が吹いたおかげで曇りの天気になったので良かったです。そこから少しずつ気温も上がったという印象でしたが、昨年度に比べたらいいコンディションだったと思います」
――今後の意気込みをお願いします。
「今回は非常に悔しい結果になったので、改善していく部分をしっかりと洗い出していこうと思います。全日本、箱根に向けて今は取り組んでいる最中なので、しっかりとその取り組みを経て自分の力を100パーセント出し切れるように頑張っていこうと思います」
――ありがとうございました。
森下翔太(政経1=世羅)
森下
330位 1時間8分06秒
――レースを振り返っていかがですか。
「結果から言えば、16キロあたりから腹痛で思うように走ることができませんでした。その原因は自分でも分かっているのでコンディション不足があったと思います」
――ハーフマラソンへの出場は初めてでしたがいかがでしたか。
「ペースを上げるポイントとして考えていた16キロ地点まで思うように走ることができませんでした。疲労に関しても出し切ることができていないのでそこまで感じていないです。それでも、途中までの段階では攻めていく余裕はあるなと感じました」
――これまでの練習でも20キロ走をされてきたかと思いますが、実際に大会に出場してみて練習との違いは感じましたか。
「合宿の時にも10キロ手前くらいからかなりはまっていく感覚があったのですが、試合でも同じように走ることができました。ただ、練習と試合ではペースが異なるので余裕度が少し変わります」
――チームの2位通過という結果についてはどのように受け止めていますか。
「まずは予選会を通過することができたのは良かったです。ただ、一人一人の結果を箱根のシード圏内校と比べるとまだ意識の高さや練習内容、調子の合わせ方などのレベルが全然見合っていないのでそこを調整していきたいです」
――結果発表の時にチームとしてあまり喜びを見せていませんでした。
「個人として満足していない選手も多かったのであまり喜んでいなかったという点が大きかったと思います」
――チーム内の他の選手の走りを見ていかがですか。
「富田さんと児玉さんの活躍のおかげもあって2位通過することができたと思っています。そのため、自分もそれ以上の走りができるようにしたいです」
――今後に向けて意気込みをお願いします。
「調子は悪くないので、自分の力が一番発揮できると思っているロードで大活躍します」
――ありがとうございました。
[石井遥、松原輝]
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