
(20)シーズン直前インタビュー5級編 山田帆花
今回は、5級に出場する選手の声をお届けする。いよいよ本格的に始まったシーズン。それぞれが胸に抱く思いを伺った。積み重ねた努力が試される今、再び熱い冬が幕を開ける。
第13回は山田帆花(国際1=明大明治)のインタビューです。
――大学に入って半年が経ちましたがいかがですか。
「最近は慣れてきて、友達もできて楽しく過ごせています」
――いつフィギュアスケートを始めましたか。
「小学生の時に教室に入ってのんびり始めた感じです。4年生ぐらいから級を取ったりするようになりました」
――始めたきっかけを教えてください。
「正直あまり覚えていないのですが、幼稚園に入ったぐらいからずっとやりたいとは言っていたらしいです(笑)。幼稚園でやってもという感じになってやっていなかったのですが、小学生になって少ししてやってみるかみたいな感じだったらしいです」
――スケートで好きな技はありますか。
「好きな技は特にないのですが、きれいにジャンプを降りることができたときや、スピンをしっかり回ってきれいにできたときは気持ちいいなと思います」
――大学でスケート部に入部しようと思った理由を教えてください。
「スケートは大したレベルではないのですが、好きだったので(大学でも)続けようと思っていました。(部活に)入らないと試合に出ることができないので、レベルが高すぎて正直少し入るのが怖いなと思ったのですが、続けているのに試合に出ないのも嫌だったので入りました」
――入部する時に5級の4年生からアドバイスをもらいましたか。
「菜ちゃん(小川菜・文4=新潟南)は高田馬場のリンクで一緒だったので、『よろしくー』みたいなラインはしたのですが、リンクで喋ったことはなかったのであまり何も聞かずに入った感じです」
――6月頭の学生有志の大会を振り返っていかがですか。
「あの時は本当にミスが多くて、こんな試合でひどいのは初めてというぐらいひどかったです。『あーあ』という感じでこれから頑張ろうと思いながらあれからは過ごしていました」
――大会後どのような練習をしてきましたか。
「ジャンプがあまり得意ではないので、スピンでレベルを取れるように、スピンを頑張ろうと思ってやっていました。そうは言ってもやはりジャンプは得点源になると思うので、少しでも安定させられるようにと思って練習しています」
――今シーズンのプログラムの曲名を教えてください。
「『パイレーツ・オブ・カリビアン』です」
――衣装はどのように決めましたか。
「衣装は高校の時に作ったのですが、高校生の時はショートプログラム(SP)で試合があって、その時の曲と今の『パイレーツ・オブ・カリビアン』と両方で使えるようにと考えました。SPの曲が少しタンゴのような感じだったのでえんじが合うのではないかとなって、デザインはかなり衣装さんがきれいにしてくださった感じです」
――プログラムで見てほしいポイントを教えてください。
「みんながイメージする、一番パイレーツ・オブ・カリビアンっぽいところってあるじゃないですか。スピンが終わった後のステップがその部分なので、そこで曲に合った滑りをできるようにと思っています。盛り上がった感じになると思うので、そこでパイレーツ・オブ・カリビアンらしさを見せることができるようにしたいです」
――上の級を受けようと思っていますか。
「もう一個上の級に上がるにはダブルアクセルを跳べなければいけないのですが、半回転増えるので難しくて。今はそれよりもフリップやルッツを安定させて5級の試合で良い順位を取れるようにと思っています」
――大学生のうちにやっておきたいことを教えてください。
「英語をできるようになりたくてこの学部を選んだので、まだ全然決めていないのですが、どこかに留学してみたいと思っています。英語も頑張りたいです」
――東日本学生選手権を前にして心境はいかがですか。
「6月のようなミスばかりの演技にはしたくないので、ノーミスしたいと思いながら練習しています」
――目標はノーミスすることですか。
「はい。あと私はスピンであまり加点が取れないので、ジャンプもですが、特にスピンで加点を取れるように頑張りたいです」
――今シーズンの目標を教えてください。
「全試合ノーミスで滑れるようにしたいです」
――ありがとうございました。
[堀純菜]
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