(114)箱根駅伝予選会事前インタビュー⑬/富田峻平

2022.10.14

 目前に迫った第99回箱根駅伝予選会(以下、予選会)。明大は5年連続、64回目の出場権獲得を狙う。昨年度の予選会で2位に大差をつけて首位通過を果たしたその実力を今年度も見せることができるかに注目だ。今回は予選会にエントリーされた14人の選手のコメントをお届けする。

 

 第13回は富田峻平(営4=八千代松陰)のインタビューです。(この取材は10月8日に電話で行われたものです)

 

――現在の調子はいかがでしょうか。

 「夏合宿後も調子は変わりなく、練習も問題なくできています」

 

――予選会に向けた取り組みは行っていますか。

 「自分自身は特別なことはしていません。ですが山本佑樹駅伝監督がロードを使った比較的速いペースの距離走など、実戦に近いメニューも組んでいるのでそれをしっかり取り組むようにしています」

 

――自己ベストを出した3月の日本学生ハーフマラソン選手権(以下、学生ハーフ)以来のハーフマラソンのレースとなります。

 「夏合宿を越えて走力面ではしっかり力が付いてきていると思います。当日のレース展開やコンディションなどによってタイムは大きく変わってしまうので、自己ベストというよりかは着順やチーム内での役割を果たすことを目指していきたいと思います」

 

――学生ハーフと重なるコースもありますが、予選会のコースの印象はいかがですか。

 「学生ハーフ、予選会とも国営昭和記念公園内に入ってからのラスト数キロが一番順位やゴールタイムなどが大きく変わってくるところだと思います。ですので、公園内に入ってからを特に意識して走りたいと思っています」

 

――コースへの不安はありますか。

 「コースとしての不安はありませんが、ラストまでにどれだけ体力を残すことができるかが大事になると思います」

 

――富田選手にとって今回が最初で最後の予選会となりますが、気持ちの部分ではいかがですか。

 「やはり箱根駅伝が直接関わってくる大会ですので緊張はしていますが、しっかりとやってきたことに自信を持って臨みたいと思っています」

 

――チームとしての目標はありますか。

 「何位通過というよりは、箱根駅伝の出場権を獲得するためにそれぞれがベストの走りをすることが目標だと思います。強い選手が多くそろっていますので、順当に力を出すことができれば通過できると思っています」

 

――意識している他チームなどはありますか。

 「大学自体を意識するのではなく、持ちタイムやレースで一つ前にいる選手に付いていけるように意識して走ることになると思います」

 

――チーム内や全体での個人の目標は何ですか。

 「やはり自分自身明治の中でもタイムを稼いでいかないといけないと思っています。また、箱根駅伝当日にシード校のエース格と勝負していくためには、予選会内でも他大学のエース格と勝負してその中で勝っていかないといけないと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[覺前日向子]

 

予選会まで、あと1日。