(106)箱根駅伝予選会事前インタビュー⑩/漆畑瑠人

2022.10.13

 目前に迫った第99回箱根駅伝予選会(以下、予選会)。明大は5年連続、64回目の出場権獲得を狙う。昨年度の予選会で2位に大差をつけて首位通過を果たしたその実力を今年度も見せることができるかに注目だ。今回は予選会にエントリーされた14人の選手のコメントをお届けする。

 

 第10回は漆畑瑠人(文4=鹿児島城西)のインタビューです。(この取材は10月8日に電話で行われたものです)

 

――現在のコンディションはいかがですか。

 「合宿の疲労もだいぶ取れてきて、そこから予選会に向けてスピード練習など実践的な練習を順調に行えているので調子が上がってきていると思います」

 

――予選会まであと1週間ほどですが、今の心境はいかがですか。

 「本番1週間前ですが、緊張感は常にある感じで自分がどこまでいけるかわくわくしています」

 

――夏合宿を終えてチームの雰囲気はいかがですか。

 「チーム全体でも予選会に向けて練習を離れる人や故障者も少ないですし、目標に向けてみんながかなり高い意識で行っているのではないかと思います」

 

――調子が良いと思う選手はいらっしゃいますか。

 「4年の加藤(大誠・営4=鹿児島実)は調子が良くて、昨年度も日本人2位で予選会を走っていますし、コンディションを合わせることが上手だと思います」

 

――予選会での個人とチームの目標順位を教えてください。

 「チームとしては、やはり昨年度同様に予選会でもトップ通過したいです。個人としては昨年度が散々な結果だったので、今年度は最低でも40番以内で走りたいと思っています」

 

――チーム内で求められる漆畑選手自身の役割というのは何だと思われますか。

 「昨年度、一昨年度と箱根駅伝のメンバーに選ばれながらも走っていない状況のため、4年生としても自分がチームを引っ張っていかないといけないという強い気持ちがあります」

 

――昨年度も予選会を走られましたが、成長を感じられる部分はありますか。

 「気持ちの面で自信の持ち方だったり、手応えは昨年度と違って成長していると思います」

 

――予選会ではどのような走りをされたいですか。

 「後ろの方からスタートするのではなくて、恐れずに自分がいけるところまでチャレンジしたいです。そこで粘り強い走りをして、食らいついていきたいと思っています」

 

――最後の駅伝シーズンが始まりますが、意気込みをお願いします。

 「4年生で最後ですし、駅伝に出場するとなると全てが最初で最後になるので、一つ一つのレースで悔いを残さず、笑顔で終われるように全力で頑張っていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[原田青空]

 

予選会まで、あと2日。