(102)箱根駅伝予選会事前インタビュー⑥/城戸洸輝

2022.10.11

 目前に迫った第99回箱根駅伝予選会(以下、予選会)。明大は5年連続、64回目の出場権獲得を狙う。昨年度の予選会で2位に大差をつけて首位通過を果たしたその実力を今年度も見せることができるかに注目だ。今回は予選会にエントリーされた14人の選手のコメントをお届けする。

 

 第6回は城戸洸輝(情コミ3=宮崎日大)のインタビューです。(この取材は10月8日に電話で行われたものです)

 

――現在のコンディションはいかがですか。

 「一応今は順調に練習ができている状態です。本番まであと1週間あるので、かなりいい状態には仕上げられると思います」

 

――予選会まで残り1週間となりました。今の心境を教えてください。

 「緊張はしていますが、実際に自分が予選会を走るとした時に自分の中にとっては初のハーフマラソンなので、どういう感じで走るのかなという自分自身に対しての期待があります。状態も悪くないのでそういった面では楽しみだなと思っています」

 

――初めての予選会へのエントリーが決まった時の気持ちはいかがでしたか。

 「素直に発表された時はうれしかったです。2年間ずっとケガをしていて今年度から走り始めたので、それが少しは結び付いてくれて良かったなと思っています」

 

――調子の良い選手はいらっしゃいますか。

 「児玉真輝(文3=鎌倉学園)は調子が良いのかなと思いますね。やはり練習を見る感じ余裕を持っている感じです。彼は1年目から活躍してきていていろんな経験をしているので、そういった面では予選会でも自分の力を一番出し切れる選手ではないかなと思っています」

 

――夏合宿を通して最も成長したポイントはどこだと思いますか。

 「自分の中では長い距離が得意ではないので、そういった意味では土台づくりでは距離走をしっかりとやれたというのが一番大きいです。今まではケガをしていてスタートラインにすら立てなかったので、そういった意味ではケガせずに練習をできたことが一番大きいのかなと思っています」

 

――合宿前と比べれば長距離への不安はなくなってきた感じでしょうか。

 「それはありますね。実際にやってきつかったですけれどもそれなりに耐性がついたと思います。夏合宿で30キロを走りました。ハーフマラソンは20キロなので、そう思ったら少なくは感じられるのかなと思いますし、耐性が少しはつきましたね」

 

――予選会本番はどのようなレースになると予想していますか。

 「一応予選会は東海大だったり早大だったり箱根駅伝常連の大学がいるので、ハイペースには絶対になると思います。それでも焦らずに、監督にもターゲットタイムなどは伝えてあるのでそれに向けて自分のレースをしたいと思っています」

 

――ターゲットタイムはどれぐらいに設定していますか。

 「一応平均キロ3分でいくと63分17秒なのでそれを目標にやりつつ最低でも64分以内でゴールしようと思っています。予選会は全日本大学駅伝の選考の一つにもなるのでタイムはそのタイムを意識しつつもチーム内での順位も意識しながらやっていこうと思っています」

 

――予選会突破に向けてどのような走りが求められると思いますか。

 「自分は今の4年生の小澤さん(大輝主将・政経4=韮山)であったり富田さん(峻平・営4=八千代松陰)であったりそういったエースらしい走りはまだできないのですが、こうやって選ばれているということはチームとしてやらないといけないので、中だるみせず、力まずに中盤辺りを粘りつつという感じですね」

 

――残りの期間はどう過ごしていきたいですか。

 「この1週間で強くなろうというのはできないですし、今までやってきたことに関しては自信を持っているので残りの1週間は調整に充てるというか、体調管理だけには気を付けながら毎日淡々と練習をやっていこうかなと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

[永井涼太郎]

 

予選会まで、あと4日。