
(43)関東大学1部リーグ戦 第15節 対早大戦試合後コメント
栗田大輔監督
――リーグ戦再開までの期間はどのような練習に取り組んできましたか。
「やはりテンポですね。あとは攻撃の質、出し手と受け手の関係、ゴール前、そこを1カ月徹底的にやってきました。明治は守備のイメージが強いですけど、攻撃のトレーニングをひたすらやっていたので、そこがもう少し出てきたらいいなと思います。選手の距離感がしっかり動けていて、失った時にすぐ回収できる、プレスをかけられる後半のようなサッカーができたらさらにレベルアップしていくと思います」
――今日は両SBの活躍が目立ちましたがいかがでしたか。
「福田(心之助・文4=北海道コンサドーレ札幌U-18)も林(幸多郎・法4=サガン鳥栖U-18)も素晴らしいですよね。林はもうピッチの中に監督がいるみたいな、すごく安定しています。福田は運動量あって一対一も強いし、攻撃でもクオリティ出せていました。その両サイドの2、5番を4年生でぐっと締めて、真ん中のまだ少し優しい3年生を締めているところがあるので、いい連鎖が生まれてくればいいですね」
――主将である林選手の復帰は大きいですか。
「やはりチームとしては大きいですね。林が戻ってくると全員のイメージがそろいますし、中村(草太・政経2=前橋育英)など1列前の選手も生きてきます。どんどんあの運動量で入ってくるので、多分周りから見ていてもゲームが流れるというか、してほしいプレーを林はできるので、すごく水が流れていくようなところがありますね」
林
――久しぶりの公式戦となりましたがいかがでしたか。
「結果は4-0だったのですが、前半は後半のように、選手がモビリティのあるサッカーをできず停滞してしまったというのがまだまだ自分たちが目指すサッカーではなかったのでそこは反省かなと思いました。この試合は勝つことが大事だったのでそこは良かったと思います」
――ケガの期間中、チームは惜しくもタイトルを逃すことが続いたがどのように見ていましたか。
「ケガをして、より客観的にチームを見るようになって、セカンドチームの選手などを見ている中で、明治の良さはどんな立場でも全力でやるというのを改めて再確認してそこを実直にやっていかなければと思いました。夏は自分たちの甘さやスキが出て負けてしまったので、これからリーグ戦始まってインカレと続いていきますが、優勝するためにそういうところを厳しくやっていかなければならないと思いました」
太田龍之介(政経3=ファジアーノ岡山U-18)
――得点シーンを振り返っていかがでしたか。
田中克幸(商3=帝京長岡)が帰ってきて、そこからクロスの形も増えて質も上がってきたこともあり、練習と同じ形で決めることができたので良かったと思います」
――明大に入学してから守備面なども成長していると思いますがいかがですか。
「明治は日本一厳しい練習をしていると思いますし、朝から一対一や対人のところはすごくこだわっているので、そこは高校時代と比べたら明らかに変わっていると思います。そこは明治でもまだまだ圧倒的な存在ではないので、そこでも圧倒的な存在になっていけたらと思います」
中村
――今日の試合はシュートシーンが多くありましたがいかがでしたか。
「最近は左サイドでプレーしていますが、栗田監督からまず背後を第一にというアドバイスを受けていました。自分は足元で受けるタイプだったのですが栗田監督からも何回も『まずは背後から』と言われていたので、その言葉を意識していました。そうすると相手も下がるし空いたスペースを他の選手が使ってくれるというメリットもあるので背後からというのを意識していました」
――得点シーンを振り返っていかがでしたか。
「前半はチーム全体を通してシュートを1、2本打ったくらいでしたし、ハーフタイムにも思い切りという部分で提示をされていました。後半はチャレンジというかシュートを打とうという選択をあえてしたというのがあの結果につながったのかなと思います。リーグ戦では初ゴールなのでホッとした気分です」
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