
(11)シーズン直前インタビュー 岡部季枝
シーズン開幕目前。明大にはシニアデビューの選手がいるが、今季限りで引退という選手もいる。新たなシーズンの始まりを前に何を思うのか。一人一人の声をお届けする。
(このインタビューは9月18日に行われたものです)
第6回は岡部季枝(法3=新渡戸文化)のインタビューです。
――夏休み期間はどのように過ごされましたか。
「毎日練習していました。腰を痛めていて少し休んでいた期間もありましたが、かなり腰の状態が良くなってきたので十分に練習できるようになってきました」
――合宿ではどこを中心に練習しましたか。
「1日に順番に曲をかける感じになっていて、普段だと1回かかるかどうかなので、体力がつく練習だったと思います」
――合宿で成長を感じた部分はありますか。
「初日は全くジャンプがはまりませんでしたが、徐々に跳べるようになってきてS P(ショートプログラム)でもF S(フリースケーティング)でもかなりきれいに跳べるようになってきました」
――昨シーズンを振り返っていかがですか。
「昨シーズンはあまりいい演技ができなかったと思っているので、今シーズンは昨シーズンよりいいシーズンにしたいと思っています」
――夏休みに出場した大会はご自身にとってどのような大会でしたか。
「S Pが新しくなったのでそれを披露する試合であったのと、ルール改正があってから初めての試合だったので、F Sの振り付けが変わっていてそれを試す機会でもありました」
――シーズンに向けて収穫はありましたか。
「どちらの試合とも腰の痛みがあり十分に練習できていなかったのですが、それを踏まえるとジャンプをしっかり降りることができたことはよかったと思います。あとは練習して成功率を高めていけたらと思っています」
――今シーズンはどんなプログラムで挑みますか。
「S Pは『フォレスト・ガンプ』という曲を使用します。曲が盛り上がるところのステップシークエンスはぜひ見てほしいです。F Sは『エクソジェネシス』という曲です。昨年度と同じ曲なのですがステップが変わっているのでそこを見ていただければと思います」
――完成度はいかがですか。
「60パーセントくらいです。体力が不足していると思うのでF Sでノーミスの演技ができるように練習していきたいと思います」
――衣装のイメージを教えてください。
「S Pは曲が新しくなったので衣装も新しくしました。映画の曲を使用していて、その映画で羽がひらひら舞うシーンがあるのですが、そのシーンが印象的だったので白い羽をイメージして衣装を作っていただきました。F Sは壮大なイメージでありながら優しい感じでもある曲なので、それをイメージして水色の柔らかく温かみのある衣装になっています」
――S Pの曲を変更した理由はありますか。
「何回か使用していたからというのもありますが、かなり前からこの曲を使用してみたいなと思っていて、映画を観ていてぜひ使ってみたいと思ったので選びました」
――プログラムの完成に向けて苦労した部分はありますか。
「とにかくジャンプがきれいに決まらないというのが最大の課題だと思っていて、今も練習しているところですが、まだノーミスの演技があまりできていないので、そこは試合に向けて調整していきたいなと思っています」
――スピンやステップはいかがですか。
「スピンは構成を変えたのでもう少し練習が必要かなと思う部分はありますが、スピンとステップは何回も練習すればどうにかなるかなと思います」
――今シーズンの目標をお願いします。
「S PもF Sも演技の質を高めていって、しっかりと成績に結びつく演技にしたいと思っています」
――ありがとうございました。
[冨川航平]
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