
(87)菅平合宿インタビュー④/鈴木祐太、曳田道斗
9月8日から19日まで菅平で行われた夏合宿。駅伝シーズンを目前に控え、それぞれが己と向き合い走り続けた。紫紺の躍進を目指し練習に励む選手たち。夏の調子やシーズン後半戦に向けての意気込みを伺った。
第4回は鈴木祐太(文2=鎌倉学園)、曳田道斗(政経2=宮崎日大)のインタビューです。
鈴木祐
――これまでのレースから学んだことはありますか。
「関東学生対校選手権で初めて、大学ごとの順位が重要になる大会に出場しました。そこでハーフマラソンを走らせていただいた時にトップ層の人たちがどのくらい強いのかということを実感することができました。結果は良くなかったのですが、いい経験になったと思います」
――ご自身が考える好調の要因は何ですか。
「1年生の頃は普段の練習をこなすことに手いっぱいになってしまうことがありました。ただ、最近の練習は余力を持って行えるようになり、力が付いてきたという実感があります。また、自分なりに練習を工夫することができるようになった点が良かったと思います」
――この合宿までにうまくいったことはありますか。
「以前までは足を痛めることが多かったのですが、今年度は日頃のケアのおかげで大きなケガをせずに合宿に来ることができました」
――後輩ができてから意識の変化はありますか。
「昨年度までは自分が一番下の代だったので上級生に付いていくことだけを考えていました。後輩ができてからは、ジョグなどでより長い距離を走るなど、負けないように努力してきました」
――合宿を通して成長したと思う選手はいますか。
「1年生の室田(安寿・情コミ1=宮崎日大)です。先日の16キロ走ではかなり長い間粘って走れていました。普段の練習に臨む姿勢からも人一倍頑張っていると感じます」
――自身がAチームで練習ができていることについてどう考えていますか。
「Aチームで練習できていること自体が山本佑樹駅伝監督に実力を認めてもらえていることだと思っているので自信になります。また、先輩方とレベルの高い練習ができ、Aチームで練習に取り組む意義を実感しました」
――今のチームの雰囲気はいかがですか。
「今の代になってから小澤さん(大輝主将・政経4=韮山)を中心にチームの意識を変えていこうと呼びかけています。そのため、駅伝に向けて一丸となって臨んでいくためのいい雰囲気ができていると思います」
――4年生に対する印象はいかがですか。
「走力がある人たちばかりでいつも4年生が先頭で練習を引っ張っています。その姿を見ると自分もやる気が出てくるので目標となる存在です」
――駅伝シーズンに向けて意気込みをお願いします。
「2年次から駅伝を走ることは難しいと思います。ただ、Aチームで練習できていて、自分も駅伝メンバーの選考に食い込める位置にいると思うのでしっかりと持てる力を発揮していい結果を残せるように頑張りたいです」
――ありがとうございました。
曳田道斗(政経2=宮崎日大)
曳田
――現在のコンディションはいかがですか。
「自分で思っているよりも状態が上がっていないです。箱根駅伝予選会(以下、予選会)や全日本大学駅伝に向けて状態を上げていきたいです」
――昨年度と比べて今年度の菅平合宿はいかがですか。
「昨年度は前半にトラックの練習がありましたが、今年度はロードを中心とした練習に取り組んでいます。そのため、箱根駅伝をはじめとした駅伝シーズンに向けて実践的な練習ができたと思います」
――合宿を通して課題や収穫はありましたか。
「課題としては状態が上がっていない中で思うような練習ができていないことです。いい点を挙げるとすれば集団と離れてからも粘ることができていると思います」
――昨年度は1万メートルで同学年中トップのタイムを出すなど好調でしたが、昨年度と今年度を比べて違うことはありますか。
「昨年度は月に1~2回くらいの頻度でレースに出場していましたが、今年度はこれまでに3回しか出場できていません。結果も良くないので、自分を高めるための練習に対する行動力を出し切れていないと思っています」
――普段の練習で意識していることはありますか。
「自分自身の状態を確認しながら取り組むことが得意なので、練習はメリハリをつけて行っています」
――同学年で意識している選手はいますか。
「鈴木祐です。春シーズンでいい記録を出しているので負けたくないなと思います」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「上級生のレベルが高く、下級生にも力のある選手がいるので全体的にいい雰囲気でまとまって練習ができていると思います」
――予選会への意気込みをお願いします。
「昨年度は予選会のメンバーから外れているので、その悔しさを踏まえて状態を上げていき、チームが10番以内に入れるように頑張っていきたいです」
――ありがとうございました。
[菊地隼人、桑原涼也]
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