
(85)菅平合宿インタビュー②/室田安寿、森下翔太
9月8日から19日まで菅平で行われた夏合宿。駅伝シーズンを目前に控え、それぞれが己と向き合い走り続けた。紫紺の躍進を目指し練習に励む選手たち。夏の調子やシーズン後半戦に向けての意気込みを伺った。
第2回は室田安寿(情コミ1=宮崎日大)、森下翔太(政経1=世羅)のインタビューです。
室田
――1年生からAチームに参加されていますが、大変な部分はありますか。
「1年生ということもありますが、4年生の先輩方と比べるとまだ体ができていないので、疲労は結構あります。どうにか頑張って付いていっています」
――高校の時と比べて距離も増えたと思うのですが、その点に関してはいかがですか。
「距離は1.5から2倍近く増えていますが、ケアをする環境が整っているので、いい合宿ができていると思います」
――ケアは高校の頃から行っていましたか。
「高校では基本的にセルフケアだったのですが、この合宿ではトレーナーの方がケアしてくださったり、酸素カプセルがあったりとそういう部分で充実していると思います」
――夏の練習で意識したことはありますか。
「距離を踏んで足腰を作るということが1番で、あとは腕の振り方やフォームを意識していました」
――いつも以上に距離を踏んで体への影響はありましたか。
「距離を踏むことで体にダメージがあり、暑さで内臓も疲労していますが、故障はせずに練習できています」
――他のAチームの1年生についてはいかがですか。
「他の3人(吉川響(文1=世羅)、堀颯介(商1=仙台育英)、森下)は高校の時も記録や結果を残して大学に入学していて、元々力が強い選手たちなので、負けずに勝つ勢いで練習に取り組んでいます」
――合宿のチームの雰囲気はいかがですか。
「いい感じだと思います。全日本大学駅伝と箱根駅伝(以下、箱根)に向けて、チームの士気が上がっているように感じます」
――練習の時につらいと思うことはありますか。
「足が痛かったり暑かったりつらいと思うこともありますが、気を紛らわしたり箱根駅伝予選会(以下、予選会)を頑張らないとなど、いろいろ別のことを考えながらやっていました」
――長い距離への不安はありますか。
「練習で16キロ、20キロのレースペースに近い速い練習をするのですが、実際のレースペースでハーフマラソンを走ったことがなく自信はないです。ただ、長い距離も走ることができるのではないかと少し思います」
――チーム内ではどのような立ち位置でしょうか。
「まだ1年生なので安定感のある走りは求められていないと思うのですが、勢いのある、後ろから突き上げる走りができたらと思います」
――ありがとうございました。
森下翔太(政経1=世羅)
森下
――現在のコンディションはいかがですか。
「足に違和感もなく、動きも春に比べてとても良くなっているので、かなりいい記録が出ると思います」
――今回の合宿の目標は何でしょうか。
「距離に慣れ、ペースの早い並走でどこまで自分に距離耐性があるかを確かめることがテーマです」
――合宿中、食事で気を付けていることはありますか。
「距離走が終わって食欲がない時はバランスよく少しずつ、食欲がある時はしっかり食べるように気を付けています」
――4年生の存在はいかがですか。
「距離走の際に練習を引っ張ってくださるので、付いていくことですごく楽になっています。あと、1番は4年生と1年生では力の差があり、目標に思います」
――1年生の存在はいかがですか。
「自分と同じ力を持つ人がいますが、1年生の中では(自分が走りを)引っ張っていると思います」
――箱根では何区を走りたいですか。
「往路の1区か4区がいいです。4区を走りたい理由は区間記録を持っていて、マラソンで活躍されている吉田祐也さん(GMOアスリーツ)のような選手に将来的になりたいので、その区間記録を破れば自分もマラソンに出場できるかなという単純な理由です。全国高校駅伝も踏まえ、集団で1区を走ることはチームの中では向いているのかなと思います」
――予選会への意気込みをお願いします。
「(目標は)チームの中での1位通過です。個人ではまだ走ったことがありませんが、1時間2分台、調子が良かったら1時間1分台を目指したいです」
――箱根に向けて、意気込みをお願いします。
「(チームとしては)シードを落とさないことが目標です。個人では区間賞は難しいので、3番以内を最低ラインで取りたいです」
――ありがとうございました。
[覺前日向子、原田青空]
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