
(84)菅平合宿インタビュー①/吉川響、堀颯介
9月8日から19日まで菅平で行われた夏合宿。駅伝シーズンを目前に控え、それぞれが己と向き合い走り続けた。紫紺の躍進を目指し練習に励む選手たち。夏の調子やシーズン後半戦に向けての意気込みを伺った。
第1回は吉川響(文1=世羅)、堀颯介(商1=仙台育英)のインタビューです。
吉川響
――前半シーズンを振り返っていかがですか。
「記録会や大会に出場して自己ベストも更新することができているので、調子は上がってきていると思います」
――合宿ではどのような練習をしてきましたか。
「ひたすら距離を踏む練習が多いと思っていましたが、実際はしっかりとスピード練習も取り入れました。持久力とスピード両方の力を付けられるような練習を合宿で監督が組まれていたので、それをこなすということを意識していました」
――合宿で得られた収穫と課題を教えてください。
「自分はスピードがあまりないと感じていたので、全ての合宿を通してスピード力を付けるということをやってきました。一番の目標は箱根駅伝(以下、箱根)のメンバーに入ることなので、その目標を達成できるように自分の課題を一つ一つ克服していくことを念頭に練習を頑張ってきました」
――スピード面はどのような練習をしましたか。
「緩やかな上り坂を速いペースで集団で走るというインターバル走を練習で取り入れてもらいました。それをこなしていったり、終わったら自分が流しを何本か入れたりということをやっていました」
――大学に入って成長した部分はありますか。
「自分は先輩たちから気合いで走っているというふうに評価がされているので、メンタルや心理面というのは高校の時から意識していました。それは少しずつ成長していると思います」
――先輩から学ぶことはありますか。
「強い先輩が大勢いるので、練習への姿勢や意識というものを自分はしっかり見習っていかなくてはいけないと感じています。そして先輩の背中を追いかけるという意味でも、目標にしていきたいと思っています」
――応援してくれている人に向けてのコメントをお願いします。
「自分は箱根の5区を志望しています。5区に選ばれたらしっかり自分の走りを生かすので、これからも応援よろしくお願いします。また、今後も新しいチームで戦っていくことがあると思うので、これからも明大競走部の応援よろしくお願いします」
――ありがとうございました。
堀颯介(商1=仙台育英)
堀颯
――現在のコンディションはいかがですか。
「高校の時と違って長い距離をこなせるようになっているので、駅伝に向けて調子も上がっていると思います」
――高校と比べて、成長を感じられた部分はありますか。
「高校の時は長い距離が苦手で集中して走ることができなかったり、途中できつくなったりしてしまうことがありました。その中でも今回は30キロを余裕持って集中して走れたので、ハーフマラソンにしっかり対応できるようになっていると感じています」
――合宿の中で印象に残っている練習はありますか。
「速いペースで行われる16キロ走は、紋別合宿ではしっかり余裕を持って走れましたが、菅平合宿ではできなくて、まだまだ力が足りないなと実感しました。そういったレースペースで距離を踏むということをもう少し意識して頑張りたいです」
――新たな課題はありましたか。
「一番感じたのは準備不足というところです。距離を走るとエネルギーを使うので短い距離よりも準備することが多いのですが、その中でサボってしまった部分がありました。箱根駅伝予選会、箱根に向けてはそうした準備を徹底していきたいです」
――4年生の存在はどのように感じていますか。
「高校の時から憧れている先輩方で、今一緒に練習させていただいて、学ぶ場面が非常に多いです。今回が先輩にとって最後になるので、笑って終われるように自分も頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[桑原涼也、原田青空]
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