(80)日本インカレ事後インタビュー⑥/清水海地、近藤岬

2022.09.15

 

 9月9日から11日にわたって開催された日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)。大学最高峰の舞台に明大からは14人が出場し、4人が入賞を収めるなど活躍が光った。ここでは今大会を戦い抜いた選手たちのコメントをお届けする。

  第6回は清水海地(理工3=長野日大)、近藤岬(理工1=十日町)のインタビューです。(この取材は9月11日に行われたものです)

清水

男子1万メートルW決勝14位 44分12秒95

――レースの振り返りをお願いします。

 「プランとしては最初少し抑えめに行って、先に突っ込んでいる選手を後から拾っていくレースを想定していたのですが、結果的に自分もペースを落としてしまいました。あまりプラン通りにできなくて悔しいです」


――気温がかなり高かったですが、その点の対応などはされていましたか。

 「水分と塩分、ミネラルを取るようにしていて、レース中も水を掛けたり飲んだりという対応はしていたのですが、それでも帽子を被らなかったという準備不足があったかなと思います。給水の練習はしていたので、それレースでもできたのかなと思います。正直ここまで日差しが強いとは想定していなかったです」

 

――濱西(諒・文4=履正社)さんの歩きを見てどのように思われましたか。

 「濱西さんのことをチームとしても応援していたので、悔しい結果だったと思います。ですが、濱西さんもこれで終わりではないので、これから引き継ぎになると思うのですが、いろいろ教えてもらいながら一緒にやっていきたいと思います」

 

――夏は具体的にどのような練習を行っていましたか。

 「夏は本当に走り込みはなしで、歩き込みのみで長い距離を分割してやるとか、ペースを落として距離を踏むという練習でした。そして、大会の2週間前くらいからスピードを上げていくという感じでしたが、積み上げが少しできていなかったので、スピードに乗ることができませんでした」

 

――夏の練習を通して収穫などはありましたか。

 「いい点を見つけるには厳しいのですが、気付きとしては積み上げがないと1万メートルになっても厳しいということを痛感しました。3年の後半と4年で同じ失敗をしないように厳しい状態でもしっかりいかに継続できるかを考えて行っていきたいです」

 

――これから、どのような大会に出場される予定ですか。

 「10月末に20キロのロードレース、11月のトラックの記録会、2月の日本選手権になるのでこれから、20キロのロードレースに向けて頑張っていきたいです」

 

――これからの大会に向けて、意気込みをお願いします。

 「ここから、もう1度立て直す、積み上げていくという感じです。ですがやはり、自分としては4年生の関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)を見据えていきたいです。その通過点としてまず、20キロのロードレースも手応えのあるレースをしていきたいので、これから、4年の自分のピークを見据えてやっていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。 

近藤岬(理工1=十日町) 

近藤岬 

男子1万メートルW決勝16位 44分30秒30

――レースの振り返りをお願いします。

 「本当は1年生の土屋(立大)君をマークして、一緒に上がって行きたかったのですが、僕の実力不足で離れてしまって思うようなレース展開にならなかったかなと思います」

 

――5月の関東インカレでは6位入賞でしたが、その時と比べてどうですか。

 「1、2週間前から練習で思うようなタイムを出せなかったので、少し不安が大きかったことが良くなかったかなと思います」

 

―――今日の気温についていかがでしたか。

 「僕は暑いのがすごく苦手で、この気温は天敵だったかなと思います。汗が全然出ない体質なので暑いときは思うような結果が出ないことが多いです」

 

――日本インカレに照準を合わせてこられた感じでしょうか。

 「大学として、関東インカレで1部に残るというのが1番の目標だったので、個人としては関東インカレを今年度1番照準を合わせて頑張りました。日本インカレはその延長で結果が出ればいいなと考えていたので、照準は関東インカレに当てました」

 

――どの辺りから苦しく感じられましたか。

 「5000メートル辺りからかなりきつく感じました。トラックだと景色があまり変わらなくて精神的につらいところも大きいです」

 

――濱西さんの歩きをどのように思われましたか。

 「自分も学年が上がるごとに結果を出さなくてはいけないというプレッシャーがあると思うのでしっかりとそういうところで結果を出せるようにしていきたいと思いました」

 

――今後に向けて、意気込みをお願いします。

 「まだ体の硬さとか動きづくりができないとか、その部分が少し抜けているので、そこをしっかりとやっていきたいなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[松原輝]