
(78)日本インカレ事後インタビュー④/濱西諒
9月9日から11日にわたって開催された日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)。大学最高峰の舞台に明大からは14人が出場し、4人が入賞を収めるなど活躍が光った。ここでは今大会を戦い抜いた選手たちのコメントをお届けする。
第4回は濱西諒(文4=履正社)のインタビューです。(この取材は9月11日に行われたものです)
濱西
男子1万メートルW決勝 6位 41分47秒46
――今回のレースの振り返りをお願いします。
「結果だけで言えば狙っていた順位とはもちろん違いますし、古賀さん(令4商卒・現大塚製薬)と今まで続けてきた明治の表彰台も途切れさせてしまい、順大に表彰台を独占させてしまったことが一番悔しいです」
――緊張はされていましたか。
「アップを始めたらあまり緊張はなくしっかり集中することはできたのですが、やはり最後の日本インカレですし、大学に入って関東学生対校選手権は勝ちましたけど全国の舞台ではまだ勝っていなかったです。そういった、最後優勝して終わりたいという気持ちが緊張につながったのかなと思います」
――今回のレースに向けて、夏合宿ではどのような調整をされましたか。
「夏合宿は本当に病み上がりという中で関東学生連盟の選抜合宿に呼んでいただいたので、練習自体は付いていくことに必死でした。ですがその他の面でストレッチであったり補強運動でかなり時間を掛けてしっかり教えていただき、夏合宿が終わってからも継続できました。そのおかげで今回は最低限出場はできたかなという風に思っています」
――合宿に参加したことで刺激になったことはありますか。
「普段から仲の良い人たちばかりですが、やはり同じレベルもしくはそれよりも高いレベルの選手と一緒に練習することによって負けたくないという思いが生まれました。住所さん(順大)なんかは世界選手権に出られていて、こういったハイレベルな選手と練習することで多くのことを学ぶことができた合宿だったと思います」
――レースではどの辺りからつらくなりましたか。
「体が、僕が離れたのが4000メートル手前ぐらいで1人になってからきつくなってきました。やはり7月の積み上げ不足が顕著に表れたのかなと思います」
――6位入賞についてはいかがですか。
「正直狙っていたのは優勝ですし、最低でも表彰台とは思っていました。そんな中で3位だった昨年度から大きく離れてしまったので、正直納得しているかしていないかで言うと全然納得はしてないです。今回負けた上の5人とはまだ勝負する機会はあると思うので、今回負けた悔しさを忘れないで次回以降につなげていきたいと思います」
――ゴール後に流した涙についてはいかがですか。
「最後の日本インカレというのもありますし、ここに懸ける思いというのは競歩に出た選手の中で一番だと自負できるぐらい強い思いがありました。そこでふがいないレースをしてしまって応援してくださる方々にも申し訳ないの一言ですし、自分自身も(明大の)表彰台を途切れさせてしまった悔しさなどが一気に溢れて我慢できなかったです」
――今回の悔しさを今後の練習やレースにどのようにつなげていきたいですか。
「次が来月の国民体育大会になりますが、そこでは今回負けた立岩さん(順大)も出場されるので、まずそこには絶対負けないという気持ちを持ちたいです。また今回中盤の落ちが目立ったのでそこを補えるように長い距離の練習も行い、しっかり対応できるようにしていきたいなと思います」
――ありがとうございました。
[永井涼太郎]
関連記事
RELATED ENTRIES