(40)学生スタッフインタビュー 後編
関東大学対抗戦(以下、対抗戦)開幕まであと3日!!普段は選手の皆さんに取材することが多いですが、選手の活躍の裏には常に学生スタッフの存在があります。今回は学生スタッフ5名の方にご協力いただき、普段の仕事内容や春シーズンの振り返り、秋シーズンの見どころなどについて伺いました。
学生スタッフインタビュー後編は2年マネジャー北村美貴さん、2年学生コーチ國元駿太朗さん、2年学生S&Cコーチ西尾太良さんのインタビューをお送りします。(この取材は8月中旬に電話で行いました)
北村さん
――春シーズンで一番印象に残っている試合を教えてください。
「一番印象に残っているのは、帝京大との試合ですね。やはり昨年度の決勝戦で負けた相手で、マネジャーから見ていてもみんな試合に向けてのやる気や、練習を頑張っているのがすごく伝わってきました。帝京大に勝利したのは私の中ですごく印象に残っている試合だなと思います」
――明大の注目ポイントで仲の良さと挙げられていましたが、学年隔たりなく仲がいいのですか。
「隔たりなく仲いいなと思います。学生スタッフも仲いいですね。(学生スタッフになった)最初は、寮の中が夜になるとお泊まり会みたいで、ゲームなどをしていて楽しそうだなと思いながら見ていました」
――明大選手のいいなと思う部分はありますか。
「試合に対する切り替えの早さがすごいなと思いますね。いつもはふざけていますが、試合になるときちんと試合に向けてトレーニングしてストレッチして、今からやるぞという姿勢やこれから俺たち勝つぞという圧がすごく出ていて、さすが明治の選手だなと思いますね」
――秋シーズン以降の見どころを教えてください。
「後半20分の明治タイムです。秋になるとみんなで応援しに行くので、観客席からも『明治タイム』と声を出して盛り上がります。明治のタックルでトライにつなげて勝利して優勝してほしいです」
――秋シーズン以降の意気込みを教えてください。
「秋シーズン対抗戦に入っていくにつれて学生マネジャーもチケットのことや協会に送らないといけない資料などやることがたくさん増えてきます。2年生になって任せられることも増えてきたので、それをうまく後輩に引き継いだり、先輩に言われる前にひとつ先の仕事をしたり、そういうところの気遣いもちゃんとして、選手の優勝のためのサポートができたらなと思います」
國元さん
――春シーズンで一番印象に残っている試合を教えてください。
「帝京戦ですかね。昨年度決勝で負けている相手というのもあって、アップの時からみんなの気合の入り方が違っていました。実際試合になっても取って取られての繰り返しではあったのですが、粘るところは粘るな、すごく気合入っているなという印象がありました。終盤にトライを取って逆転して、僕としてもすごくうれしかったのでとても印象的ですね。あとは、帝京大の次の週に行われた東海大も印象的でした。」
――学生コーチの仕事内容を教えてください。
「基本的にはグラウンドに選手たちよりも先に出て、練習の準備をしています。そのあとに練習が始まるので、いくつかある練習メニューを大人のコーチのサポートであったり、僕たち自身の指導で回していきます。練習が終わればミーティングで使う資料の作成や試合のレビューをするという感じですね。大変ですが、その分すごくやりがいがあります」
――秋シーズン以降の見どころを教えてください。
「練習を見ていると全部と言いたくなるのですが(笑)。この夏にかけてディフェンスを強化しているのでそこに注目してほしいです」
――対抗戦初戦は筑波大ですが、いかがですか。
「筑波はピークを対抗戦の1、2試合目にもってきているイメージがすごく強いです。昨年度も早稲田と帝京との試合は前半にあったと思うのですがかなり競った試合をしていて、昨年度はそれで心配して準備して勝つことができたのですが、今年度は相手の対策が難しいなと思っています。筑波は初戦に当ててきますが、頑張ります」
――秋シーズン以降の意気込みをお願いします。
「昨年度の対抗戦が3位なので、(今年度は)対抗戦優勝して大学日本一に選手たちを導けるように、練習の雰囲気づくりもとても重要なので、自分たちからできていければと思います」
西尾さん
――春シーズンで一番印象に残っている試合を教えてください。
「A戦だったら帝京戦です。昨年度負けた相手にFWが圧倒して勝ったように見えて、それが印象に残ったと思います」
――S&Cコーチの仕事内容を教えてください。
「ラグビーをやる上で必要な要素のフィットネスの部分や走る体力、選手のコンディション管理、選手の体を大きくするウエイトの部分の管理もしています。ラグビーに関わりますがボールを使わない面の仕事がメインです」
――春シーズンでスタッフとして心掛けたことを教えてください。
「僕はS&Cコーチという立場なのですが、対抗戦シーズンよりも春シーズンの方がやることが多いです。基本的に(春シーズンは)ラグビーというよりも走り込みや体を大きくする時期なので、自分の仕事的にも多かったですし、フィットネスとかはみんな嫌いで(笑)。それをどれだけ選手にやらせられるか、大人のS&Cコーチもいますが、学生だからできる声掛けなどをして心掛けていました」
――秋シーズン以降の見どころを教えてください。
「僕はFW出身なので、明治の強いスクラムが見たいですね。強い明治のFW、重戦車のイメージがあるのでそこは僕も注目しています。S&Cとしては選手の体重増加や管理になっているので、自分ができることはめちゃくちゃ少ないですけど。できることはやって選手をできるだけ大きく強くして勝てる明治をつくりたいなと思います」
――スタッフから見て今の出来はいかがですか。
「僕はラグビーのコーチじゃないので詳しいことは言えないのですが、今年度の明治は元気があるなと思います。僕はフィットネスの時に笛を吹くのですが、みんなのテンション下がるような練習でも声を出す選手がたくさんいて、そこは僕も助かっている部分です。『もっと盛り上がろうや』とか『もっとリアクションしてあげようや』とか言ってくれる選手が多くて、元気なチームでリアクションもあるので、昨年度よりもいいチームに仕上がっているのではないかと思います」
――秋シーズン以降の意気込みをお願いします。
「僕たちは選手が嫌がることをやらせるのが仕事なので(笑)。嫌われてもいいので頑張ってやってもらって最後に笑いたいですね」
――ありがとうございました。
[ラグビー担当一同]
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