
(73)日本インカレ直前インタビュー⑤/野口航平
日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)まで残りわずか。短距離部門にとって集大成となる本大会。それぞれがさらなる高みを目指し、練習を重ねてきた。日本インカレに挑む選手たちの胸中と意気込みをお届けする。
第5回は400メートルと4×400メートルRに出場する野口航平(商4=洛南)のインタビューです。
――最後の日本インカレを前に、今の心境をお願いします。
「紫交会の方や明大の関係者だったり、マネジャーの方など多くの人のサポートのおかげで最高の状態に仕上げられたと思うので、最後の日本インカレだからこそ、少しプレッシャーもありますがプレッシャーさえも楽しみたいなと思っています」
――これまで特にどのような練習を行っていましたか。
「スピードを付けるための練習をやっていましたが、8月に出た2試合とも調子は良いのに空回りしていた部分がありました。先日の富士山麓ワールドトライアルは、自分の中で普通に自己ベストも出せる状態に持ってきたのに少し思っていたものと結果にギャップがありました。でも力は付いていると思うので、そこは自信を持って本番なんとかなるだろうという気持ちでやってやろうかなと思っています」
――8月の2試合に出た目的は何でしょうか。
「本番じゃないと得られない感覚というのがあって、昨年度は後半シーズン1発目に日本インカレを持ってきてしまって、ずっと調子が良いのに結果が出なかったのは試合に出る回数が少なくて試合勘が鈍ってしまったかなというのがありました。今回は2試合挟んでいるのでかなり試合勘もつかめたと思います」
――これまでのシーズンを振り返ってみていかがですか。
「多くの方が支えてくださったおかげで僕は走れているなと思って、周りに声を掛けてもらわなかったら僕は冬に足をケガしてからここまでこられていないし、気持ちも持っていなかったと思うので、あとは結果で恩返しするだけだなと思っています」
――短距離部門の選手たちの雰囲気や調子はいかがですか。
「最高ですね。自分が1年生の時とは比べものにならないくらい良いといいますか、1年生もいきいきしてみんな自己ベストを出したりしていて、3年生の木村2人(颯太・法3=明星学園、稜・政経3=乙訓)はのびのびストレスなくやってくれている感じがチームの中でいいなと思います。別に4年生だから1番偉いというのもなくみんな平等にやっていて、この1年で選手たちだけでメニューを考えてやるようになりました。そのおかげでみんなが納得して、自信を持ってスタートラインに立てている感じがしますね」
――最後の日本インカレをどんな大会にしたいですか。
「対校戦も最後なので、どんな結果であれ明大に入って良かったなと思えるような位置付けにしたいです」
――日本インカレに向けての意気込みをお願いします。
「短距離はみんないい状態で上がってきているので、明大の短距離に期待していてください」
――ありがとうございました。
[出口千乃]
◆400メートルの試合日程◆
[1日目・9月9日]
▼400メートル予選 12:30~
3組 野口 2レーン
▼400メートル決勝 18:15~
日本インカレまで、あと2日。
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