(40)総理大臣杯全日本大学トーナメント 対関東学大戦 試合後コメント

2022.08.23

栗田大輔監督

――林晴己(政経1=高川学園)の起用にはどのような意図がありましたか。

「こういう大抜てきは明大あるあるなんですが、2週間前までセカンドチームでプレーしていて、先週トップに上げて追加登録していました。1回戦はこういう選手が点を取ることが多いので、林のボールを扱う技術の高さとか守備面はまだまだ4年間で鍛えなきゃいけないですが、攻撃的なセンスを買って一つ何か起こしてくれるかなと期待して起用しました。2ゴールともに絡んでくれて、非常に良い活躍をしてくれたと思います」

 

――前半は振り返っていかがですか。

 「もっと決めなければいけないシーンを決めていれば楽な試合になったと思います。それでもみんな集中して試合に入ってくれて、同じ関東所属のチームでも1部と2部ということでプレースピードの違いが大分あると思うので、そのスピードの差を生かして点が取れる時に取れていれば楽だったと思います」

 

――中村草太(政経2=前橋育英)はここ最近ゴールが増えてきましたがどのような点で成長したと感じますか。

 「元々攻撃的なスピードやサッカーセンスというか、ゴールに関わるプレーは得意な選手ですが、サッカー選手誰にでもある一つレベルが上がったステージでもその力を発揮できるかが中村の課題でした。その点で大学の強度やレベルの中でも結果が出始めて、ただこれがプロ相手だったり、本当に強い相手と戦った時にどこまでできるかが彼の課題だと思います」

 

――3回戦は大阪学大との対戦で、関東以外のチームとの対戦となりますが次戦への意気込みを聞かせてください。

 「自分自身はいろいろな地域のチームと対戦しているので何とも思いませんが、きっとパワフルなサッカーをしてくると思うので、そこに臆さずに、強い個人は明治の譲れないところなので、そういう強さで打ち勝ちたいと思います」

 

林晴己(政経1=高川学園)

――トップチームに上がってからすぐの出場となりましたがいかがでしたか。

 「追加登録は狙っていましたし、選ばれた時には次はスタメンを取ってやるぞという思いが強かったです。前日の練習でスタメン組にあげてもらって、やるしかない、スタメンをつかむしかないという思いが強かったです」

 

――スタメンに抜てきされた心境はいかがでしたか。

 「自分の持ち味は攻撃面で、栗田監督からもツーボランチの一角ですけどFWとの関わりを大事にしろと言われていました。1点目のシーンもそうでしたが、言われたことに実直に取り組んで、攻撃でもボランチとして積極的に前に入っていったという点が良かったと思います」

 

――1点目のシーンではいろいろな選択肢がありましたが、なぜ佐藤恵允(文3=実践学園)へのパスを選びましたか。

 「太田さん(龍之介・政経3=ファジアーノ岡山U―18)が抜けていて、恵允さんが足元に要求しているのが見えて、そこで恵允さんにつけようと思いました。中村は見えていなくて、恵允さんが上手く落ちてきてくれたのでそこに当てて自分が入っていこうと思っていました」

 

――今後への抱負はいかがですか。

 「この1試合で終わらずに続けていくことが大事だと思うので、得点を取っていくことだったり、謙虚にひたむきにどんどんゴールを狙って、明治を引っ張っていけるような選手になりたいです」

 

櫻井風我(情コミ4=日大藤沢)

――自身のプレーを振り返っていかがですか。

 「自分はSBですけど、前に出て攻撃参加をして自分でゴール決めたりアシストしたりという特徴を出せたのはよかったと思います」

 

――2点目のアシストのシーンを振り返っていかがですか。

 「あれは自分の持ち味が一番出たシーンで、前にボールが入ったらもう絶対自分は追い越す、何本でも追い越すので、そのシーンで追い越してうまくアシストできてよかったです」

 

――前半はペースを握れていたと思いますが振り返っていかがですか。

 「まずは先制点を取れたところが良かったと思います。守備に関しては0で抑えて半分を終えられたことはよかったですが、もっとハイプレスをかけて、もっといい守備ができたのかなと思っていて、後半の最初はもっとプレスがはまっていたのでよかったと思います」

 

――この大会は1年の時に先輩たちが優勝した大会で、自身にとっては初めての舞台になったと思いますがいかがでしたか。

 「まずこの大会は八幡山に残る選手と選ばれて大会に行く選手の2つに分かれている中で、自分は1年生の時に八幡山を経験しました。八幡山に残っている選手は遠くからでも選ばれた選手を後押しできるように、前日のインディペンデンスリーグの試合でも高橋祥太郎(営4=中京大中京)が決めて勝ったり、メンバーに選ばれなかった4年生の思いも自分達は受け取っているので、残っているメンバーのために、明治のために全力を尽くそうと思っています」