
(37)総理大臣杯直前 注目選手インタビュー/熊取谷一星編
夏の日本一へ。8月18日より第46回総理大臣杯全日本大学トーナメント(以下、総理大臣杯)が幕を開ける。直近で出場した6大会全てで決勝進出を果たし、そのうち3回で日本一の称号を手にしているなど相性の良いこの大会。予選となった「アミノバイタル®」カップ関東大学トーナメント(以下、アミノバイタルカップ)で準優勝した明大は、関東第2代表として参戦。2020年度の関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)での優勝以来、1年8カ月ぶりのタイトルを目指す戦いは、8月22日、関東学大と九州産大の勝者との2回戦から幕を開ける。
初戦まであと3日となった今回は、前期リーグ戦においてチーム内最多アシスト数を記録して得点をサポートし、先日U―19日本代表候補にも選出されたMF熊取谷一星選手へのインタビューをお届けします。
――前期リーグ戦を振り返っていかがでしたか。
「チームとして開幕戦を0―4で東国大に負けた中で、2戦目の順大戦で勝てたというのは、一つ前期のターニングポイントになったと思います。目標としていた勝ち点25に到達できたのはいいことだったと思いますが、チームとして納得のいくゲーム内容は少なかったのでそこは前期の反省点です」
――ご自身のプレーはいかがでしたか。
「自分自身のプレー内容も満足した試合はほとんどありませんでした。前線の選手なので点を取ることが必要とされるのですが、あまりできずそこが反省点です」
――アシスト数はチーム1位でしたがその点はいかがでしたか。
「アシストの面ではチームで1番を取れて貢献できた部分はあるのですが、やはりゴールが目に見える結果なので、さらにそこを追求していきたいと思っています」
――アミノバイタルカップを振り返っていかがでしたか。
「最後の最後で優勝を取りこぼすのは、まだまだ自分たちの力のなさがあるのだなと感じました。優勝と準優勝では大きな差があると思うので、日常から見つめ直さなければいけないと思わされた大会でした」
――ケガ人が復帰し、さらにスタメン争いが激しくなると思いますがいかがですか。
「前線の選手が多い中で試合に出られるかどうかは、日々の練習中の強度やいかにライバルを追い抜いて試合に出てやろうという気持ちが1番大事だと思います。レギュラー争いというのはいい競争になっていると思います」
――スタメンで出場されることも多いですが、交代で熊取谷選手が出るとチームがいい流れに変わりますがご自身ではいかがですか。
「交代で入るのは自分でも得意としています。やはり相手は疲れていますが自分はフレッシュな状態で、疲れている相手とフレッシュな自分だったら自分の方が勝てるというのは自信があります。そこで流れを変えてやろうというのは思っています」
――総理大臣杯に向けて目標を教えてください。
「個人としては、アシストもそうですが、得点を取ることや得点に絡んでいくことが目標です。チームとしての目標はもちろん優勝することですが、昨年度のリーグ戦や今年度のアミノバイタルカップでは最後の最後のところで優勝を逃しているので、まずは一戦一戦を戦う中で、自分たちの甘さを取り除いて勝ち上がるごとに強いチームになっていくというのが目標です」
――優勝するためにはどういったことが必要になってくると思いますか。
「日々の練習が試合に直結すると思っているので、いかに考えて質高く自分たちからつくり上げていけるかということが優勝につながっていくと思っています」
――総理大臣杯に向けて意気込みをお願いします。
「自分がゴールにも絡みアシストもしてチームを優勝に導きたいと思います」
――ありがとうございました。
[正野真由夏]
関連記事
RELATED ENTRIES