(34)オープンキャンパス号特別企画 大学入試体験談インタビュー 永友利玖(前半)
スポーツ推薦での入部者が圧倒的多数を占める大学ラグビーの名門・明大ラグビー部。そんな中、永友利玖(情コミ4=国学院久我山)は一般受験からセレクションを受け入部した数少ない部員の1人だ。今回はオープンキャンパス号に向けて、進学理由や受験期の話などを伺った。(この取材は6月28日に行われたものです)
――明大に進学した理由を教えてください。
「高校の最後に全国高校大会に行けず終わったので、悔しさというか心残りからラグビーをレベルの高い環境でやりたいという思いがあって、明治が一つの選択肢にあったので最終的に進学しました」
――大学でもラグビーを続けようと思った理由を教えてください。
「もともと第1志望の大学にAO入試で受験してラグビーを続けようと思っていました。ですがそれが駄目で、同時期に全国高校大会の予選決勝で負けたのもあってラグビーのモチベーションも落ちたところがありました。ただ、一度落ちたモチベーションが逆に大学受験につながって、ラグビーを続けようという気持ちを保てました」
――もう一度モチベーションが上がったきっかけを教えてください。
「幼なじみというか、かっこよく言えば仲間の存在が大きかったです。小さい時からラグビーをしていたのですが、その時にできた幼稚園や小学校の同期が『また一緒にやりたいから頑張って』と声を掛けてくれて、そこが一つのモチベーションになっていたと思います」
――「頑張って」の一言が大きかったのですね。
「僕らの代のラグビースクールの仲間は結構仲がいいと思っていて、今でも連絡を取り合っています。そういう気の合う人たちとやりたいと思っていたので(モチベーションを)持ち直すのは早かったですね」
――そこから一般受験をするためにどのように対策されたのですか。
「11月まではAO入試の対策しかしていなくて、一般受験の対策を何もしていなかったのでどうしようかという感じでした。英語は模試でも点数が安定して取れていて、国語も得点が取れない方ではありませんでした。ただ、文系だったのですが日本史の対策を何もやっていなかったので、極端な話11月からの4カ月は8割、9割ぐらい日本史に費やしていました」
――具体的にどのように取り組まれていたのですか。
「午前中で授業が終わったら、2、3時ぐらいに小学校から通っていた学習塾に行って、閉まるのが10時過ぎだったのでそこまでひたすら自習室で日本史をやっていました。毎日その繰り返しをして、実践的なものは授業を受けたり他の塾の冬期講習だけ申し込んで取り組んでいました」
――英語は小さい頃から勉強されていたのですか。
「してないです。ただ、当時は意識してやっていたわけではないのですが結構普段から英語に触れていたと思います。求められているようなしっかりとした勉強をしていたわけではないのですが、移動している時に携帯で洋楽を聴いたり、洋画を見たりしていて。そうするとリスニングが聞けるなと。偶然ですけど無意識に英語に触れていたことが大学受験するにあたって生きたなと思いますね」
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――ありがとうございました。
[豊澤風香、安室帆海]
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