(19)佐藤恵がU―21代表入り!/第520号選手インタビュー拡大版 後編

2022.07.16

 7月14日発行の明大スポーツ第520号の1面では、U21日本代表の一員としてAFCU23アジアカップで3位入賞を果たした佐藤恵允(文3=実践学園)を特集した。今回は紙面には掲載し切れなかったインタビューの後編をお届けします。

前編はこちら


――今回のU―21日本代表のメンバーでは唯一の大学生ということでしたが、意識したことはありましたか。

 「あまりそこは意識したくありませんでしたが、やはり唯一の大学生だったので、大学サッカー界からもこういう代表に入れる選手もいるんだぞと言うのを世界に見せていきたいなと思ってやっていました」

 

――他の選手は全員がプロでしたが、その環境でサッカーをする中で早くプロにいきたいと思ったりはしましたか。

 「大学に入ったからこそこの代表に入れているので、逆にこの2年間があるからこそだったのであまり早くプロに行きたいとは思っていないです。まだまだ自分としても足りないところはあるので、大学でもっと成長したいという気持ちは全然揺るがなかったですね」

 

――今回の遠征中に一番喋ったのはどなたでしたか。

 「まお(細谷真大・柏レイソル)と大起(松岡大起・清水エスパルス)ですかね。付き合い長いので、本当に全員喋りますね。あとはブライアン(小久保玲央ブライアン・SLベンフィカ)ですね。あとは斉藤(光毅・スパルタロッテルダム)も。海外の話とかは結構聞きました。あとアンリ(チェイスアンリ・シュトゥットガルト)もですね。彼はポテンシャルです。ポテンシャルがすごく高いです」

 

――最終的にはイングランドでプレーしたいと目標を語っていましたが、海外への意識は強まりましたか。

 強まりましたね。最終的にイングランドのプレミアリーグでやりたくて、そこから逆算してパリ五輪に出るというのがあります。そこの五輪に出るためにまず何をするべきかというのを逆算して、これからやっていきたいなと思っています」

 

――次の大きな国際大会の舞台はパリ五輪に向けたアジア予選になると思います。そこに向けて残り2年の大学ではどこを強化したいですか。

 「ずっとやってきている三原則はもちろんもっと徹底して、もっと追求してやっていきたいです。あとは自分の課題であるオフザボールであったり、味方とのつながりとか、いつも栗田監督に言われている一つ一つのプレーの丁寧さとか、まだまだ色々と足りない部分があると思います。逆に明治でまたあと2年間できるということを、この環境は本当に成長できる場所なので、この2年間を本当の意味で自分と向き合って成長していくための2年間にしたいなと思っています」

 

――今年はカタールW杯がありますが、W杯に関してはどう考えていますか。

 「カタールはさすがに無理ですけど、その次ですね。W杯というのは今の代表の選手が言うように夢の舞台なので、もちろん出たいです。ですが目指すところが高ければ高いほど自分のやらなくてはいけないことのレベルもどんどん上がるので、逆算しながら夢に向かってやっていくだけだと思います。もちろん目指している場所ではありますし、その前にパリ五輪も目指しているので、少しずつ目標を達成した先にW杯があると思うので、そこは逆算しながらやっています」

 

(写真:同期の岡哲平(政経3=FC東京U―18)との1枚。5月に行われたU―21代表候補合宿に共に参加した岡とは小学校時代からの仲だ)

――代表でのライバルは中島大嘉(北海道コンサドーレ札幌)や藤尾翔太(徳島ヴォルティス)ですが、一緒にプレーしてどのようなことを思いましたか。

 「自分の持ち味を理解していて、それを試合中に表現する力がすごく高いなと思います・それこそ監督に求められているものに加えて、プラスアルファの表現がすごく高くて、理解力が高いなと感じています。そこが代表に選ばれるプロの選手はすごくレベルが高いなと思います」

 

――今年度は10番を背負い、ピッチの内外でチームを引っ張っていく立場ですが、どんなことを意識していますか。

 「部員ブログにも書きましたが、もちろんプレーで引っ張るのもそうですし、10番として結果を残し続けると言う事もそうです。あとはやはりリーダーシップを取ることです。リーダーシップはいろいろな形で発揮できると思うので、チームにどういう影響与えられるかを考えながら、プレー中もプレー中じゃない場面でも明治の10番を体現していきたいです」

 

――栗田監督は代表で得たものを明大で還元してほしいとおっしゃっていましたが、代表と比べ今の明大に足りないのはどんなところだと思いますか。

 「明治に足りないところ、質だと思います。代表と比べて一つ一つのパスだったりクロス、シュートだったり、全部のプレーの質ですね。特に決定力はもっと上げていかなくてはいけないと思いますし、一つ一つの質が上がればもっと良くなるかなと思います」

――ありがとうございました。

[土屋秋喜]