
(25)Blow a new wind〜ルーキー特集2022〜 最上太尊「日本一になるために」
今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第17回は最上太尊(商1=仙台育英)選手のインタビューをお送りします。(この取材は5月16日に行われたものです)
――明大に進学した理由を教えてください。
「進学した理由は、高校で成し遂げられなかった日本一になりたくて、よくテレビでも見ていた強い明治大学の環境でラグビーがしたいというのがあったからです」
――ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
「きっかけは、中学1年の時にお父さんの『ラグビーをやってみな』というアドバイスから始めました。なので、お父さんがきっかけでラグビーを始めました」
――高校3年間のラグビー生活を振り返っていかがですか。
「考えてラグビーをするようになりました。まず、1年生の頃に全国大会を経験して全く通用しないということから、練習以外の時間をどのように使うか、練習中ももっと考えてどうすれば効率よくできるのかなど、そういうところを考えて練習するようになりました」
――今までで最も印象に残っている試合を教えてください。
「(全国高等学校)セブンズの京都成章戦です。前評判的に(京都)成章が勝つと言われていたのですが、逆転トライで勝つことができて、その評判をひっくり返すことができて良かったです」
――高校最後の大会となった全国高校大会(以下、花園)を振り返ってみていかがですか。
「2回戦で負けました。多分チームとしてレベルが到達してないような、もう全く通用しないという感じでした。花園で日本一になれず味わった悔しさを、大学で日本一になって晴らしたいという思いがあります」
――大学ラクビーに入って変わったこと、気づいたことがあれば教えてください。
「気づいたことはとにかくレベルが高いことです。自分のいた高校がそんな強い高校ではないので、こういう日本一目指しているチームのレベルになると、レベルが高くて驚きました。意識も全然違って、日本一のチームにいるのだなという実感があります」
――試合前のルーティーンや昔から継続してやっていることなどはありますか。
「試合前のルーティーンはとにかく友達と話すことです。自分は試合で緊張しないので、逆に音楽を聴くなど変わったことをすると、変になるのではないかという気持ちがあるので、いつも通りにしていることが試合で緊張しないことにつながっているのではないかなと思います」
――目標としている選手や尊敬している選手はいますか。
「マイケル・フーパー選手です。理由は、ちょうど今自分と同じくらいの体格で世界的に見ると小さい体ですが強くて、小柄ながら大きな選手にもどんどんタックル刺さって倒しているところがかっこいいからです」
――今後の目標を教えてください。
「今後の目標は上のチームに上がることです。紫紺を目指して頑張ることが今の一番の目標です」
――ありがとうございました。
[久保田諒]
◆最上 太尊(もがみ・たいそん)商1、仙台育英高、183センチ・101キロ
強いフィジカルを生かした迫力あるプレーが持ち味の最上選手だが、それとは反対に普段はとても穏やかな生活をしているとのこと。「ラグビー以外は本当にボーっとしています(笑)」。そんなギャップからも目が離せない。
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