(24)Blow a new wind~ルーキー特集2022~ 平岩照英「試合に出ていないときでも努力をし続ける」
今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第16回は平岩照英(法1=明大中野)選手のインタビューをお送りします。
――ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
「中学まで野球をやっていたので、ラグビーは全く興味がありませんでした。ですが、肩のケガや練習場所が遠いという理由で野球を辞めてしまった時に、ラグビー部の子たちが体験に誘ってくれました。そこでコーチから『絶対やったほうがいいよ』と誘われて高校からラグビー部に入りました」
――明大ラグビー部に進学した理由を教えてください。
「付属校出身なので、大学は明大に行くことは決まっていて、高校まで続けていた部活をさらにレベルの高いところでやりたいと思いました。顧問の先生やコーチにも相談して、『迷っているならやったほうがいい』と言ってくれたのと、明大で高校の先輩が活躍する姿がかっこいいと思っていたので入部しました」
――入部前、明大ラグビー部の印象はどのようなものでしたか。
「雲の上の存在でした。レベルも高校に比べたら全然違うし、みんな本当にラグビーをうまくなりに来ているんだなというイメージでした。(入部後の印象は)オフではみんなで騒いだりしていますが、練習だとみんな意識高く練習しているのですごいなと思っています」
――高校時代で一番印象に残っている試合を教えてください。
「高校3年次の全国高校大会東京都予選準決勝の成蹊高との試合です。練習したものが全く出せずに、相手にFWの体重も負けていて、自分たちがやってきた練習は偽物だったのではないかと思いました」
――大学ではどのような選手になりたいですか。
「成蹊高との試合で自分はウイングで出ていましたが、チームの戦略ではあまりパスをしないで当たり続けるというのを考えていました。ですが、自分のところにあまりボールが来ずに終わってしまいました。なので大学ではチャンスをモノにできる選手になりたいと思います」
――大学ラグビーと高校ラグビーで特に違うところを教えてください。
「一人一人のフィジカルの強さが当たり前ですがすごいです。自分は高校時代フィジカルでほぼ負けたことはなかったですが、大学に入るとそれが当たり前になっています。一人一人の体の強さが特に違うと思いました」
――大学で特に伸ばしたいところを教えてください。
「自分は高校からラグビーをやっているというのもあって、試合の経験値や基本的なパスとかキックに関してはまだ全然足りないと思っています。そこのレベルを上げて自分の強みであるフィジカルもさらに上げていきたいと思います」
――尊敬している先輩はいらっしゃいますか。
「同じポジションではないですが、付属高出身で活躍していた片倉(康瑛・令3法卒・現東京サントリーサンゴリアス)選手です。同じ高校出身ということで憧れがすごくあります。また、明大中野高のコーチの花井(良達・平7政経卒)さんも明大出身ですごいなと思っています。(花井コーチは)あまり熱く語るタイプではないですが、チームがピンチのときや負けているときに一言言ってチームの士気を上げてくれる人です」
――これからの意気込みを教えてください。
「とにかく素直にがむしゃらにやっていればチャンスが来ると思うので、試合に出ていないときでも努力をし続けて紫紺を着たいです」
――ありがとうございました。
[豊澤風香]
◆平岩 照英(ひらいわ・しょうえい)法1、明大中野高、173センチ・80キロ
特に仲の良い同期は、朝島燎夏(法1=正則)選手、川村心馬(法1=函館ラ・サール)選手、菊池優希(政経1=山形中央)選手、渡邉陽平(商1=開志国際)選手、加藤連(商1=明大中野八王子)選手らだそう。「この前、朝島の誘いでサウナに行きました!」。
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