(14)関東大学1部リーグ戦 第10節対流経大戦 試合後コメント

2022.06.16

栗田大輔監督

――今日システムの狙いはどういった部分にありましたか。

 「前日練習までは4-3-3でやっていたのですが、いきなり3-2-3-2でやるよと昨日連絡しました(笑)。というのも前節法大に0-1で負けて、中3日、ケガ人が続出している中で、どうチームを上に向かせようかということで、3-2-3-2というテーマを与えてみました。チームの活性化のためメンバーも言わずにシステムだけ放り投げました。今年度一回も練習していないので、ぶっつけ本番みたいなもんですね(笑)。一人一人が今日のゲームに対して100パーセント以上の力を出し切ることができるかがカギだと思っていました。ああいった形で劇的に終わることができると思っていなかったので、みんな頑張ったなと思います」

 

――結果を総括していかがでしたか。

 「結果としてラストを劇的にあのようなプレーで終わることができて良かったです。あの瞬間、松原(亘紀・文4=大津)も熊取谷(一星・政経2=浜松開誠館)も質が高かったですし、田中禅(文2=サガン鳥栖U-18)が期待に応えてくれました。彼の特徴であるワンタッチゴール、今回はスーパーボレーで勝ち越せたという意味では本当にチームがまとまるきっかけになったと思います。次の筑波大戦で勝ち点3を積み上げることが大事だと思うので、リーグ全体で見るとまだ半ばですから、そこを大事にしたいと思います」

 

――筑波大の印象はいかがですか。

 「あまり見ていないのですが、かなりプレッシングサッカーをやっていて、いつもと少しスタイルが違うなという印象があります。プレスサッカーでは明治の方が得意といいますか、それしかやっていないので(笑)。そこで真っ向勝負でいくのか、システムを含めてメンバーも考えていこうと思います」

 

遠藤雅己(法4=桐蔭学園)

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「前節と何人かメンバーが変わっている中で、難しい状況ではあったのですが、同点に追い付かれてから、さらに突き放すことができたことはチームの自信になったと思います」

 

――後ろから見ていて今日のDFラインはいかがでしたか。

 「正直、苦しい時間帯も多かったです。失点してもおかしくない時もあったのですが、全員で強い気持ちを持ちお互いのミスをカバーしながら守り切れたので、そこは自分たちが守り切れたという自信につながっています」

 

――林主将(幸多朗・法4=サガン鳥栖U-18)がケガで不在なため、キャプテンマークを巻いていましたがいかがでしたか。

 「普段、どれだけ林に支えられているかを身に染みて痛感したというのが正直な感想です。今日は自分がチームを支えなければいけないという強い気持ちを持って試合に臨めたと思います」

 

田中禅

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「やはりケガ人が多くいることや、いつもとは違うフォーメーションだったこともあり、いつもとは違う戦い方ということをみんな意識していました。その中で、その状況をいかに楽しみながら、いいサッカーをしようというテーマだったのですが、前半はうまくいきませんでした。後半、点を取ることができたのは今までのチームと違うところなのですが、そのあと不運なところで失点してしまったことと、さらに追加点を狙っていけなかったことは課題だと思います。それでも接戦をモノにできたのは前期終盤の試合ということを考えるとすごく大きな勝ち点3になったかなと思います」

 

――高校時代のような勝負強さが見られましたが、ゴールシーンを振り返っていかがでしたか。

 「いつもならニアに入っていくのですが、あの状況の中で周りがうまく見えて、みんながニアに入っていくのが分かりました。少し遅れて行こうと思ったらちょうどボールが来たので、うまくインサイドに合わせるということを意識したのですが、あんなにうまくいくとは思っていなかったです。あれを決めれたのは自信になりました」