(14)Blow a new wind~ルーキー特集2022~ 加藤連「食らいついていきたい」

2022.06.06

 今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 

 

 第6回は加藤連(商1=明大中野八王子)のインタビューをお送りします。(この取材は5月16日に行われたものです)

 

――明大を選んだ理由を教えてください。

 「明大中野八王子高でラグビーをやっていたので、系列校の大学のラグビー部の試合を見る機会が多かったというところが一番の理由です」

 

――高校時代の明大ラグビー部への印象はいかがでしたか。

 「特にFWの強さが印象的で憧れがありました。やはり大学優勝を果たしている強いチームなので、自分もそのチームの一員として在籍したいという気持ちが強くありました」

 

――高校時代で印象に残っている試合はありますか。

 「高校最後の秋大会での東京高戦が一番印象に残っています。自分たちはその試合で1点も取れずに負けてしまいました。試合後、高校3年間やってきたことを出すことができず、ここで自分のラグビー生活を本当に終わらしてしまっていいのかと感じました。大学でラグビーを続ける一番のきっかけになった試合なので、強く印象に残っています」

 

――高校3年間を振り返っていかがですか。

 「個人的な高校ラグビーでの課題としてスピード不足というのがあり、そこを重点的に練習し、その課題を解決できたというところはやり切れた部分です。やり切れなかった部分は、チームとして最後まで勝ち切れなかったこととコロナで合宿などができなかったところはやり切れなかったなと思います」

 

――自身の持ち味はどのような部分だと感じていますか。

 「やはり他の選手と比べて自分は実績のない選手なので、他の人たちの下から食らいつく、這い上がるという気持ちは誰よりも強いと思います」

 

――大学のラグビー部に入ってみていかがですか。

 「とてもきついです。練習の内容などもそうなのですが、寮生活というのが初めてで、なかなか慣れない部分があります。やはりプライベートの部分が少ないというところがしんどいです」

 

――大学生活はいかがですか。

 「今のところ、自分の中ではとても充実しています。授業も高校とはまた違った形での授業なので、新鮮で楽しいです」

 

――4年間の目標を教えてください。

 「まず、1年目でしっかりと基礎の土台づくりをして、最終的には紫紺を着ることができるような選手になれるように頑張りたいと思います」

 

[廣末直希]

 

加藤 連(かとう・れん)商1、明大中野八王子高、184センチ・91キロ

最近、スマホのアプリの漫画を読むことにハマっている。現在のお気に入りの漫画は、LINE漫画で見ている「外見至上主義」だそう。