
(12)関東学生1部リーグ戦 第8節対国士大戦 試合後コメント
栗田大輔監督
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「国士大戦ということで厳しい試合になると思っていましたが、集中力を切らさずに選手たちは頑張ってくれたのではないかと思います」
――ハーフタイムに中村(草太・政経2=前橋育英)を投入した意図はどのような点にありましたか。
「このところ中村、熊取谷(一星・政経2=浜松開誠館)、林(幸多郎主将・法4=サガン鳥栖U―18)の呼吸が非常に合っている中で、今日は倉俣(健・文3=前橋育英)からいきましたが、その部分のテンポをもう一つ早くしたいと思って後半から中村にしました」
――今季リーグ戦初スタメンの田中禅(文2=サガン鳥栖U―18)はいかがでしたか。
「もっとやらなければいけないと思います。元々点取り屋のようなタイプの選手ですし、ワンタッチのプレーやポストプレーが得意な選手なので。今回は初スタメンということで緊張したと思いますけど、PKで1点取っているので、ここからどんどん良くなってくればいいなと思います」
――前節は大勝した中でも「もっと徹底しなくてはいけない」とおっしゃっていましたが、そこに関して今日はいかがでしたか。
「今日は最後の笛が鳴るまでDF陣を中心に、集中力を切らさずにやろうとする意識が芽生えてきていて、交代で入った選手に関しても短い時間の中で自分の役割を理解してくれたので、非常に良くなってきていると思います」
松原亘紀(文4=大津)
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「前半は中々テンポ良くボールを回せずに、うまくいかない時間帯が続きましたが、ハーフタイムで監督から提示されたことに加えて、自分たちでどう改善したら良くなるかを話し合い、後半早々に2点取る事ができたので、そういった意味ではいい試合運びができたのではないかと思います」
――攻撃をつかさどるポジションとして意識していたことはありますか。
「自分のポジションはずっとマークに付かれていて、自分を飛ばしてシャドーやウィングが背後に抜けるところが効果的だったので、今日は自分が仕事するというよりも、自分が相手を引き寄せて他の選手に上手くスペースを活用してもらうことを意識していました」
――大学最後にシーズンに懸ける思いを聞かせてください。
「1番大きな目標は、元日の新国立競技場で行われる全日本選手権の決勝で勝つことです。リーグ戦第1節で負けてしまいましたが、そこから積み上げて、今は純粋にサッカーが楽しいので、元日に向けてさらにいいチームになっていけたらと思います」
――自身の進路についてはいかがですか。
「プロに行くのか、社会に出て就職して企業で働くのか、自分自身の成長につながる方を選べたらなと思います。まずはしっかりと現時点で、サッカーで成績を、個人的には数字を残せたらなと思います」
田中禅
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「個人的に関東リーグ初スタメンということで、しかも相手が国士大で自分にとっては山場だと考えていた試合だったので、必ず結果を出して、チームとしては攻守において圧倒したいというゲームでした」
――得点シーンを振り返っていかがですか。
「偶然なのですが、前日に福田さん(心之助・文4=北海道コンサドーレ札幌U―18)に『明日PK取ったら、蹴らしてあげるよ』という話をしていて、本当にPKを取ってくれたので自分が蹴ることになりました。落ち着いて逆を突いて決めることができたので良かったです」
――1トップで意識しているところはありますか。
「1トップだったら体を張ることが求められていて、それに加えて明治は守備も求められますし、明治の基準に加えて個性も出していくということを意識してやっています」
――監督からどのようなことを求められていると思いますか。
「やはり結果が求められていると感じますし、その中で勝利のために戦う選手というのが求められているので、FWだから守備をしなくていいという考えは全く持っておらず、FWという型にはまらずにチームのために尽くせる選手というのが求められていると思います」
――高校での活躍から大きな注目とともに明大に入学しながら、昨年度は結果を残せなかったことに悔しさはありましたか。
「同期が活躍している姿だったり、先輩たちがリーグ戦で結果を残しているのを見て、もどかしさというか、自分はここに入って何をしてきたのだろうという葛藤みたいなものはありました。今はこれまでの努力というか、練習の成果が報われたような気がしています」
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