(12)Blow a new wind~ルーキー特集2022~ 井上茉紗樹「チームの大事なところを背負える選手になりたい」

2022.06.04

 今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 

 

 第4回は井上茉紗樹(政経1=佐賀工)のインタビューをお送りします。(この取材は5月17日に行われたものです)。

 

――明大に進学した理由を教えてください。

 「ラグビーをやる上でいい環境と高いレベルの競争の中でやりたいと思い明治を選びました」

 

――高校3年間で学んだことはありますか。

 「チームスポーツなのでチームプレーの大切さは改めて大事だと思いました」

 

――高校時代に印象に残っている試合を教えてください。

 「高校2年生の時に全国高校大会(以下、花園)の2回戦で東海大大阪仰星に負けた試合です。やっていて全く歯が立たなくて2年生で出場していた人は少なかったですが、とても悔しくて来年はこういう思いをしたくないという思いがありました。そこから毎日の練習からより頑張るようになりました」

 

――高校3年次の花園を振り返っていかがですか。

 「自分は肩を脱臼してしまって3回戦の国学院久我山戦をターゲットで調整していました。そのため国学院久我山に勝てたことはうれしかったです。ですがみんなそこでスイッチが切れて次の試合でグダグダになってしまったので次の試合もしっかりやれれば良かったです」

 

――ラグビーでの強みを教えてください。

 「身長を生かしたラインアウトです」

 

――早大新人戦を振り返っていかがですか。

 「自分は花園での肩のケガの手術をしたため出られませんでした。ですが試合を見ていてみんな明治に来たばかりで明治のラグビーをまだ完全に体に染み込ませることができていないと感じました。明治のラグビーをもっとできたらいいなと思いました」

 

――ケガの状態はいかがですか。

 「だいぶ良くなっています。5月の終わりくらいに復帰する予定です」

 

――目標にしている人はいますか。

 「3年生の亀井茜風(政経3=長崎北陽台)さんと山本嶺二郎(法3=京都成章)さんが印象に残っています。2人とも身長が高くてチームの大事なところを背負っているので自分もそういった選手になりたいです。練習が再開できたらたくさん教えてもらう予定です。(明治の先輩以外だと)同じ高校出身の五郎丸歩さんはワールドカップも出ていて、そんな選手になりたいです」

 

――4年間の目標を教えてください。

 「紫紺を着るのは絶対的な目標ですが代表の合宿にも参加できるように頑張りたいです」

 

――ありがとうございました。

 

[牛嶋淳太郎]

 

◆井上 茉紗樹(いのうえ・まさき)政経1、佐賀工高、190センチ・102キロ

人生で初めての寮生活。最初のころは洗濯などで苦労していたようで「親のありがたさを痛感した」とのこと。