
(10)関東大学1部リーグ戦 第6節対早大戦 試合後コメント
栗田大輔監督
――今回のメンバーはアクセントをつけたメンバーでしたがいかがでしたか。
「非常に良かったですよね。島野(怜・法1=仙台育英学園)もそうでしたし、中村(草太・政経2=前橋育英)、熊取谷(一星・政経2=浜松開誠館)、藤森(颯太・政経1=青森山田)も素晴らしかったです。この前練習試合を行ったのですが、2試合連続で8点くらい取っていたので、今日はその時と同じメンバーで戦いました。太田(龍之介・政経3=ファジアーノ岡山U-18)は全日本大学選抜、佐藤恵允(文3=実践学園)はU―21日本代表候補で先週、明治の練習からは外れていました。こういう場合は戻ってきた時に向こうの価値観や空気を吸い、ズレが生じることがあるので、途中から出場させようと思っていました」
――中村と内田はどのような部分を評価してスタメン起用しましたか。
「中村は練習試合で点を取りまくっていました。スピードもありますしうまさもあるので、今日に限って言えば太田より中村の方が良かったなと思います。内田には『安斎颯馬くん(早大)との青森山田対決も絶対負けるな』と言いましたが、そこに関してはやりきったと思います。明治での1年と少しの期間で彼も成長しているのではないかなと思います」
――今日のフォーメーションに関してはいかがですか。
「今日はずっと4―3―3でしたが、太田を入れた時に4―2―3―1みたいな形で中村を下げました。そうしたら太田と恵允のところが単調になって中村が機能しなくなってしまったので、もう一回4―3―3に戻してやりやすい形にしようとしました。どうしても太田と恵允が入った時に、そこに頼り切りになってしまうことがありました。前半はつながりがあったり、両サイドバックが高い位置を取りながら崩しに入ったり、多彩だったのですが、後半はそこが機能しませんでした」
――今日は5連勝とはなりませんでしたがそこに関してはいかがですか。
「今日勝ち点2を逃してしまったことは、最後の最後まで響くと思っています。経験上この2が2位で終わる、3位で終わるというところにつながってしまうと思っているので、そういう意味では痛い勝ち点2を失ってしまったなと思います。ただ東国大はきっとすごく調子が良いのでしょうが、2周目に入ったりすると耐性もついてくると思うので、僕たちは一戦一戦勝ち点を積み上げていくことに終始徹底していこうと思っています」
熊取谷
――ご自身の得点を振り返っていかがですか。
「今季初得点でした。PKだったのですが決めることができて良かったです」
――昨年度まで在籍していた藤原悠汰選手(令4政経卒・現サガン鳥栖)のようなスタイルを目指しているように見受けられましたがいかがですか。
「藤原さんはオフザピッチの部分でも自分にアドバイスをしてくれていたので、ああいう先輩の背中を見て自分もああいう選手を超えるような選手になっていけたらいいなと思います」
――今後個人としてステップアップしていくためには何が必要だと思いますか。
「攻撃の部分での決定力や、守備の部分でも球際の強さや、ボールを奪える選手にならないといけないと思います。世界で活躍するということを考えるとまだまだ自分は全然足りないと思うのでそこを目標に頑張っていきたいと思います」
――次戦は駒大と対戦します。意気込みをお願いします。
「駒澤がどういうサッカーをしてくるかというのは分かってはいますが、それは関係なく明治として追求しなければならない場所はまだまだ高いところにあるのでそこを求めてやっていくだけだと思います」
内田
――試合を振り返っていかがですか。
「連勝できていて、試合もいい入りをしましたが、後半は間伸びしてしまい、運動量も落ちて明治らしいサッカーができなかったのは課題だと思います。負けなかったことは良かったです」
――高校時代チームメイトだった安斎(早大)とのマッチアップはいかがでしたか。
「左SBでスタメンだと発表されてから安斎とのマッチアップは予感していました。栗田さんからも『同い年の安斎には絶対負けるな』と言われていたので、そこでほとんど何もやらせなかったことには手応えを感じています」
――攻撃面でも推進力を発揮していましたが、そこに関してはいかがですか。
「熊取谷や岡さん(哲平・政経3=FC東京U-18)と話して連携を取っていました。栗田さんにも『Tゾーンを取りにいけ』と言われていました。1点目の場面でも熊取谷にボールが入った時にサイドハーフもそっちに寄っていたので、自分が中に入って食いつかせてからTゾーンを取るということを意識しており、明治が理想としているプレーができました」
――今までは右SBとしてプレーしていましたが、今回左SBとしてプレーしてみていかがでしたか。
「2週間ほど前から左サイドでプレーし始めたのですが、自分は右利きなのでオープンにボールを持つというのが難しかったです。ただ、右サイドの時よりも中でのプレーが増えたため、サイドハーフとの連携が取りやすかったです。栗田さんも『中に行ってもいい』と言ってくださったので右足での展開力を磨きたいです」
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