(32)法大競技会事後インタビュー②/馬場勇一郎

2022.05.01

 4月30日に行われた第64回法大競技会。今回は長距離部門・馬場勇一郎(政経3=中京大中京)のレース後インタビューをお届けする。

 

1500メートル 2組 チーム内順位1位

――今日のレースの振り返りをお願いします。

 「今日は亨さん(近藤・商4=愛知県私立愛知)がペースメーカーをしてくれるとのことだったので、前回東京六大学対校大会でも同期の吉川(陽・営3=西脇工)がペースメーカーをしてくれた経験も踏まえて走りました。最初からペースメーカーにぴったりと付くというよりかは、自然にペースメーカーがいることで速いレースになってくるので、それにうまく流れていって自分も付いていこうという気持ちで走りました」

 

――今日の結果やタイムに関してはいかがですか。

 「公式が出なかったんですよね。マネジャーのタイムだと48秒2ぐらいで、シーズンベストだったのは良かったと思います。ベストとは離れていますし、昨年度の出来でいえばこの時期は47秒ぐらいで走れていれば良かったのですが、3月から始まってこれが5戦目というのと、治療院の先生からも『体の状態が結構疲れているね』と言われていたので、その中でも48秒で走れたのは良かったのかなと思います」

 

――冬季からのスピード移行に関してはいかがですか。

 「そこは結構手応えを感じていて、この間の刺激の300メートルも高校時代に800メートルをやっていた時ぐらいの300メートルのタイムが出ているので、スピードはだいぶ出ているというのはあります。しかし今日は少し寒かったので、僕は結構体の筋肉が多いので、筋肉の温度が温まってこないとうまく走れないというのがあります。その部分でもう少し暖かくなってくればどんどんスピードも出てくるということで、スピードの移行はできていると思います」

 

――レースの内容に関してはいかがですか。

 「悪すぎることはないと思います。しかし杉本さん(龍陽・政経4=札幌日大)が亨さんの後ろに付いていった中で自分のところで間隔が空いてしまいました。そこで今日は風も吹いていてその影響をもろに受けてしまったので、そこはもったいなかったかなと思います。しかしレースは人との争いなので、そこはミスをしたというよりも自分の力が現状では上がってきていないなと思いました」

 

――今日のレースの目的は何でしょうか。

 「この後のレースが関東学生対校選手権で3週間空くと思うのですが、3月末から始まってこれが前半の前半で、その中で亨さんがペースメークをしてくれてどれくらいのタイムで自分は走れるのかというのを確認するために走りました」

 

――収穫や課題などはありますか。

 「シーズンベストを更新できたのは良かったです。またどのレースに関してもそうですが、自分の力を出し切って把握するということが大切なので、その中で自分の力を出し切れたというのも良かったことです。しかしスピードの移行でまだ単発のスピードだけしか出せていなくて、レストをがっつりと置いてやるというよりかはレストを短くして200、300メートルといった短い距離でのスピードが出てきています。今後はレストを長くして300、400、800メートルに持っていけるように、冬季で持久的なベースを作って3、4月に単発でスピードを付けたので、それを融合してよりレースに近づけていきたいと思います」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「一貫して言っていることなのですが、冬季の練習もしっかり積めているので、レースの結果というよりも300メートルよりもう少し長い距離のスピードを上げていって、これから暖かくなってきて体も動いてくると思うのでそういった中でやっていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[桑原涼也]