
(31)法大競技会事後インタビュー①/山本佑樹駅伝監督
4月30日に開催された第64回法大競技会。今回は山本佑樹駅伝監督のインタビューをお届けする。
――今回のレースを踏まえて関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)1500メートルのメンバー選考はいかがですか。
「現時点で近藤(亨・商4=愛知県私立愛知)は確定です。今日ペースメーカーをやらせて、その後5000メートルも練習の一環で、ペースメーカーをしてという感じです。あとの残り2人をどうしようかというところで、今日のレースを踏まえて考えようかなと思っています。馬場(勇一郎・政経3=中京大中京)、吉川(陽・営3=西脇工)、杉本(龍陽・政経4=札幌日大)の順なので、順当にそれで行くのか、過去の結果やこれからどれだけ調子が上がるかというのを込みで3人を決めたいなというところですね」
――近藤選手は日体大競技会にも出場予定ですね。
「そうですね。今日ペースメーカーをやって、次の日体大競技会で日本選手権の標準を切りたいというのがあるので、今日はその予行練習のような意味合いもあります」
――昨年度はケガもありましたが、今年度は順調に来ていますか。
「そうですね。就活を一生懸命やるようになって、時間をうまく調整してめりはりをつけた練習ができているので、そういった体調管理にもつながっていると思います」
――5000メートルに出場した新谷選手(紘ノ介・政経2=世羅)はいかがでしたか。
「あの組は多摩川会といって、実業団と大学が協力して記録を出しましょうという組でペースメーカーも付けてやりました。しかしまだ少しもがき続けているという感じで、本当だったらもう少しいってほしいなというのはありますかね」
――2年生という学年自体はいかがですか。
「少しうまく機能していないというところもありますし、故障や高校時代に記録を持っていたが故にそこから抜け出せていないというところもあります。しかし今日の橋本基紀(商3=専大松戸)のように、そこをクリアしてぐっと力を付けている選手もいるので、今は辛抱の時期かなというところですかね」
――橋本選手の走りはいかがでしたか。
「本当は新谷と同じ組で14分1桁を狙う予定でした。しかし先週の日体大競技会でそこをクリアして、彼の中でも関東インカレのハーフマラソンに出たいという欲が出てきました。それには1万メートルで30分を切らないといけないので、それを切るために急きょ種目を変更して、予定通り切ってくれたので、彼は順調に来ているかなという感じですね」
――今年度楽しみな選手の一人ですか。
「そうですね。苦労した分、力を付けてくるとぐっと上がってくるので、後輩のいい手本になっていると思います」
――ありがとうございました。
[大橋直輝]
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