(30)兵庫リレーカーニバル事後インタビュー④/富田峻平、杉彩文海

2022.04.25

 4月23日に開催された兵庫リレーカーニバル。4選手が男子アシックスチャレンジ1万メートルに出場した。今回は大会を終えた富田峻平(営4=八千代松陰)、杉彩文海(文3=鳥栖工)のインタビューをお届けする。

 

富田

――今回のレースの手応えはいかがでしたか。

 「今回のレースの手応えとしましては、タイムを狙っていたので、タイムとしても納得はいかないです。やはり自分自身の課題であるラストスパートが足りないというのが明確に再認識させられるようなレースでした」

 

――順位とタイムでタイムを優先された理由は何ですか。

 「やはり1万メートルは持ちタイムに苦手意識があるので持ちタイムも同期に比べますと、あまりいいものではありません。なので今回のレースはそういったところは、新たに自己ベストを更新して、自信をつけた上で春のトラックシーズンを迎えたいと思ったからです」

 

――今回のレースの収穫は何かありましたか

 「ある程度は前の方でレースを進めることができたのでそこは良かったかなと思います」

 

――今回のレースの課題は何ですか。

 「やはり改善点としては途中68(秒)を維持できなかったりですとか、ラスト1000メートル、2000メートルでペースアップが他の選手より大きく劣っているところです」

 

――今回のレースはどんな位置付けでしたか。

 「春のシーズンの1万メートルのタイムを出すという位置付けで取り組んでいました」

 

――今シーズンの手応えはいかがですか。

 「トラックシーズンは日本選手権の標準を切るということと関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)で1部を維持することと自分自身必ず、種目入賞して点を取りたいと思っています」

 

――最上級生になり変化したことはありますか。

 「最上級生になり今まで頼ってきた先輩がいない中で自分たちが今度は頼られるようになるために、やはり外せないなというプレッシャーを4年生になって感じています」

 

――次の出走レースは何ですか。

 「延岡(ゴールデンゲームズinのべおか)です」

 

――そこでの目標は何ですか。

 「そこでは速いペースでいくことが予想されますので、ペースにしっかり付いて日本選手権の標準を切りたいなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

懸命に前を追う杉

――今回のレースの手応えはいかがでしたか。

 「手応えは正直全く良くなかったです」

 

――順位とタイムどちらを優先しましたか。

 「昨年度もこの試合に出て、(その時に)来年のこの時期は暑くなることが予想できていたのでタイムよりかは順位を意識しました」

 

――手応え良くなかった要因は何ですか。

 「自分は練習もそれなりにできていたのですが、ここ最近は日本学生ハーフマラソンはしっかりと練習通りの力を出せたのですがトラックレースのシーズンに入ってからは全くと言っていいほどかみ合っていないです」

 

――かみ合わない理由で思い当たるものはありますか。

 「トラックの短い距離で、どうしても速い動きや速いペースを求められる中で、それに少し自分でそういう意識をして取り組めていなかったというのが一つあると思います」

 

――収穫を挙げるとすれば何ですか。

 「収穫は、これではっきりしたというか、自分でも前回、前々回までは少しこの試合は崩してしまったなという感じで考えていました。しかし今回3本目も走って、しかもそれなりに自分でも前回、前々回の反省を踏まえてしっかり準備をしてきてはいたのでこれではっきりとトラックに向けて基礎的なところが、ロードとトラックで全然動きの基礎的なところが少しまだ自分に足りてないんだという気がしました」

 

――今大会はどんな位置付けでしたか。

 「そうですねやはり今後ある関東インカレでのメンバー選考というのも一つありました。せっかく兵庫まで連れてきてもらった中でのレースだったので、そういう一つ期待を受けていた分、しっかり結果を残さないといけなかったというところで、やはり主力としての走りをしなければいけなかったと思っています」

 

――3年になって変わったことはありますか。

 「一つは1年、2年の頃は少し若手というか、まだ下の学年で、これから伸びていく結果も、今後の成長の期待をされていたのですが、やはり3年になると少しずつ結果を残していかないといけないなという意識はあります」

 

――ゴールデンゲームズinのべおかでの目標は何ですか。

 「とにかく今はもう全く走れていないので、とにかく出し切るというか、全然走れていない分できることをしっかりやって悪い中でも出し切ることを目標にしたいと思います」

 

――シーズンを通しての目標は何ですか。

 「自分の最大の目標は箱根駅伝を走ることなのでとにかくシーズンを通してケガをせず練習をしっかりと積んで秋以降のロードに入ったところで結果を出すというのはあります。しかしロードだけ頑張っても正直太刀打ちできないというのがあるので、しっかりトラックの方も気を抜かないというかトラックでもしっかりと結果を出してロードでもしっかり結果を出してその上で箱根駅伝が見えてくるのかなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[菊地隼人]