
(28)兵庫リレーカーニバル事後インタビュー②/加藤大誠
4月23日に開催された兵庫リレーカーニバル。4選手が男子アシックスチャレンジ1万メートルに出場した。今回は大会を終えた加藤大誠(営4=鹿児島実)のインタビューをお届けする。
――レースを振り返っていかがですか。
「今日のレースは前半から結構落ち着いていくことができました。しかし、後半前で入れ替わりがあって、先頭を引っ張ることになってしまって、そこでうまくいきませんでした。いつもペースメーカーが付いたレースばかりに出ているので、そこで気持ち的な部分というか、勝負系のレースの考え方をしていなかったかなと思います。うまく心を落ち着かせてレースをできなくて、きつくなってしまって、悔しい結果となりました」
――焦りなどはありましたか。
「根本的な考え方の問題で、ペースメーカーが付いて当たり前、引っ張ってくれる人がいて当たり前なレースが多かったので。それに慣れ過ぎていたら勝負できないので、箱根駅伝にしろ、単独走ですし、全日本大学駅伝も箱根駅伝予選会もなんでもそうですが、勝負事になったらこのような考え方はいけないなと思いました」
――この大会はご自身の中でどんな位置付けでしたか。
「1500メートル、3000メートル、5000メートル、1万メートルと流れできているので、どんどん良いふうに上げていきたかったです。しかし、5000メートルであまり良くない走りになってからどう1週間で改善できるかとなりました。1週間前はかなり距離も踏んでやったんですけど、1週間で変わるスポーツではないので、すぐにはいい結果にはなりませんでした。しかし、前半の動きだったり呼吸の入り方だったりはだいぶ5000メートルの時よりは良かったので、5000メートルの時よりもタイムは良くなっていましたし、少しずつ成長はしていけています。もう少しやり方を見直したり、考え方を見直したりしていきたいなと思います」
――課題は何ですか。
「やはり前に出てからどれだけ引っ張れるか、冷静に淡々と刻む。淡々と刻むのが元々持ち味だったので、そこがうまくできなくなったというのは良くないことなので、それができるように普段の練習から引っ張るなど、引っ張ってもらうレースが当たり前ではない考え方がまずは大前提として必要だと思っています」
――今後見据えている大会は何ですか。
「ゴールデンゲームズinのべおか(以下、ゴールデンゲームズ)です。1年の頃から出たいと思っていた大会がやっと4年で出ることができるので、そこで鹿児島実高の人とも会えるので、そこでしっかり力を出して関東インカレにつなげていきたいかなと思います。国立競技場ですし、五輪の会場で走れるかもしれないということはかなりモチベーションになるので、そこに向けて、ゴールデンゲームズ、関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)とつなげていきたいなと考えています」
――ゴールデンゲームズでの具体的な目標は何ですか。
「最低でも何がなんでもベストは更新したいです。あれは2年の時に出したタイムなので、今は練習量もかなり上がってきていろいろなことを変えた上で、自力自体は昔よりできているので、あとはマインド的なものだったり、調整のところだったり、あとは感覚のところだったり、うまく修正していって、最低限そこはクリアしていって13分30秒くらいまでいけたらいいなとは思っています。最低でもベスト更新ですね」
――関東インカレで狙っている種目はありますか。
「もうどの種目でもやらないといけないなと思います。4年生ですし。昨年度は5000メートルで真ん中くらいだったので、そういった意味では上にいけるようにしていきたいなと思っています」
――今後の意気込みをお願いします。
「ここから1週間半後に5000メートルでその後に関東インカレ、それ以降も夏合宿に向けていくので、箱根駅伝のために何ができるか、レース運びだったり、突っ込めるところだったりをどんどんトライしていって箱根駅伝のために何ができるかを逆算しながら練習やレースを組み立ていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[大橋直輝]
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