
(26)日本学生個人選手権レース後インタビュー/木村稜、鈴木憲伸
4月17日に開催された日本学生個人選手権(以下、学生個人)最終日。200メートルに出場した木村稜(政経3=乙訓)は自己記録、明大記録を更新する活躍を見せた。今回は最終日に出場した2選手の声をお届けする。
木村稜
――出場された3本のレースそれぞれの振り返りをお願いします。
「予選は1本目だったので、まだ自分の中でうまく力を出し切れていない部分もありました。準決勝はしっかりと着順をとって、とにかく決勝に行くことを目指していました。1着を取りたかったのですが3着だったので、そこは自分の中でまだ弱いところかなと思っています。決勝はFISUワールドユニバーシティゲームズ(以下、ユニバーシアード)の権利が2番までなので、そこを目指して走ったのですが、3着だったので悔しい結果かなと思います」
――学生の中では2位ですか。
「そうですね、学生の中では2位ですね」
――今日の調子はいかがでしたか。
「体自体はよく動いたのですが、あまり200メートルのレースという中ではなかなかうまく構成しきれずに予選、準決勝と来たので、決勝のビデオを見てまた振り返りをしたいなと思っています」
――1本目のレースは最後余裕があるように見えたのですが、そのあたりはいかがでしたか。
「1本目はまだ余裕があって、しっかりとそれを決勝で走りに出せたので良かったかなと思います」
――決勝に出場される際の心境はいかがでしたか。
「自分はよく周りのレースを気にしてしまうので、そうすることなく自分に集中して走ろうという思いで走りました」
――自己ベストを更新されたことについてはいかがですか。
「そうですね、それは素直にうれしいですね」
――明大記録も更新されたことについてはいかがですか。
「自分ともう1人、同僚の木村颯太(法3=明星学園)という選手もいて、おそらく記録を更新し合うことになると思うので、負けないように頑張りたいと思います」
――1カ月後には関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)という舞台もありますが、そこについてはいかがですか。
「自分のできることをやって、その結果がチームの得点になればいいかなと思っています」
――最後に今後の意気込みをお願いします。
「自分自身まだもっと改善できると思うところがあるので、それを一つ一つ修正して、今シーズン走り抜きたいなと思っています」
――ありがとうございました。
鈴木憲伸(営4=明大中野八王子)
鈴木憲
――大会を振り返ってみていかがですか。
「力出し切ることができなくて悔しいです」
――力を出し切れなかった要因は何ですか。
「要因としましては、助走がなかなか定まらなかったことですね。しっかり助走を入って踏み切れれば、ホップ、ステップ、ジャンプとつなげることができたのですが、そういったところまでつながらなかったのは助走が安定しなかったからだと思います」
――1本目、2本目が記録なし、3本目はどのような心境で臨みましたか。
「周りの記録から見ても、しっかり記録を残すことができれば決勝に残れると思っていましたので、しっかり助走距離だけ後ろに残して記録を残しにいこうと思っていました。しかし伸ばしすぎたせいで踏切までいつもと違う動作で入ってしまって、結果的に決勝に残れませんでした」
――今回の大会の目標はどのようなところに設定していましたか。
「今回の目標はユニバーシアードの選考会ですので、標準記録の突破と2位以内に入賞することとしていましたが、全然足元にも及ばずそういったところが悔しいです」
――今回の悔しさをどこにつなげていきたいですか。
「この後は東京選手権、そして関東インカレがあって、そこでは絶対に失敗できないので、できる準備をしていきたいと思います」
――現段階でそこに向けてどのような準備をしていきたいですか。
「やはり助走部分ですね。課題として明確に浮き彫りになりましたので、そういったところを詰めていって関東インカレではしっかり取りたいと思います」
――今後の意気込みをお願いします。
「今年度は最終学年ですので、関東インカレも最後の年ですので、悔いのない結果を残せるようにしっかりと準備をして、全力で臨みたいと思います」
――ありがとうございました。
[飯塚今日平、萩原彩水]
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