(25)世田谷競技会レース後インタビュー/黒髪悠太郎、下條乃將

2022.04.17

 4月16日に行われた第1回世田谷競技会。明大からは黒髪悠太郎(政経4=福岡大大濠)と下條乃將(情コミ4=東京実)が出場。今回は2人のレース後インタビューをお届けする。

 

黒髪

5000メートル1組2着 14分44秒82(自己新)

――今日のコンディションはどのような感じでしょうか。

 「先週も試合に出て、暑い中で14分台に収めて調子や動きなどは結構良かったかなという感じです」

 

――今日のレースの目的は何でしょうか。

 「高校以来5000メートルの自己ベストを出していないのでまずは絶対に自己ベストを出して、ここから上に上がっていくためのきっかけをつくりたいというのも大きかったです」

 

――ベスト更新に関してはいかがですか。

 「高校以来長い間自己ベストが出なかったので、やっと出たという点ではうれしかったです。ただ、それは1年生の時にやりたかったといいますか、1年生の時に自己ベストを出してどんどん伸ばしていきたかったというのがあるので、残りの数カ月で遅れを取り戻す勢いで成長していきたいなと思っています」

 

――上を目指していくというのは具体的にはどの大会でしょうか。

 「元々箱根駅伝(以下、箱根)に出たい気持ちがあり入ってきて、今は現実としてここ1年でメンバーに入るのが厳しいのは分かっているのですが、100パーセント無理ではないというのは思っています。少しの可能性を信じて、メンバー入りを目指して最後まで頑張っていきたいなと思っています」

 

――レースを振り返っていかがでしたか。

 「最初は1キロ3分ぐらいで、大丈夫かなというのはありましたが、途中から下條がいい具合に引っ張ってくれて、最後力が残っていたので上げました」

 

――収穫や課題などは見つかりましたか。

 「収穫は先週の試合と合わせて、前半は落ち着いていって、後半に上げてタイムを出すというレース展開が身に付いたのは収穫です。しかし、3分を少し切るぐらいで刻んでいくぐらいではまだ足りないので、次は2分55秒くらいで刻んで、45秒に上げるぐらいという感じで、どんどん途中とラストのペースを上げていきたいというふうに考えています」

 

――ありがとうございました。

 

下條

5000メートル1組6着 14分55秒76

ケガ明けのレースに臨んだ下條

――今日はどのような位置付けでレースに臨まれましたか。

 「今日はどちらかというと練習の一環のつもりで出ました。箱根後に故障してしまい、そこから大体2カ月くらい走れていませんでした。1カ月前からジョグを開始してなんとか合わせた感じなので、タイムだけ見たら全くですが、練習としてであればまあまあかなという感じで、とりあえずスタート地点に立てたのは良かったかなと思います」

 

――学生ハーフなどに出られていなかったのは故障が要因ですか。

 「そうですね。学生ハーフなども全部故障で。走りたかったなという気持ちはあります。やはり何回か走り始めてまたぶり返してというのをやってしまい、全然間に合わなくてという感じですね」

 

――今日は練習としてどのくらいいけるか確認するためのレースでしょうか。

 「そうですね。どのくらいいけるかなというのをメインに走っていました」 

 

――トラックシーズンが始まりましたが、その中でターゲットにしている大会はありますか。

 「本当は今日もう少し余裕を持って走れていれば関東学生対校選手権のハーフをメインで考えていました。ただ今日きつくタイムが良くなかったことを考えると、6月くらいの記録会で13分台を狙う感じです」

 

――監督やコーチともそういったプランを立てている感じですか。

 「そうですね。この間の東京六大学対校大会が終わった後にそういう話をして、今日の結果を見て考えようという話でした。今日の結果がそれほど良くなかったのでそういう感じになると思います」

 

――大学ラストイヤーが始まってみての気持ちはいかがですか。

 「今のところ本当に感覚が良くないので、まだどうしようかなという不安の方が大きいです。最後の1年全力で走り抜けて結果を残して頑張りたいなと思います」

 

――ここからのトラックシーズンの意気込みのコメントをお願いします。

 「まずは13分台をしっかり出してスピードを戻すことが重要になってきます。チーム一丸となってもちろん箱根に向けて頑張るのもそうですが、個人としても13分台を出してトラックでしっかり結果を残すということを頭に入れて今後の練習を頑張っていきたいなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[出口千乃、桑原涼也]