
(23)早大競技会レース後インタビュー③/溝上稜斗、室田安寿
4月10日に行われた第1回早大競技会。長距離部門の多くの選手がシーズンインを果たし、ルーキーたちも紫紺デビューを飾った。今回は長距離部門・溝上稜斗(商2=九州学院)、室田安寿(情コミ1=宮崎日大)のレース後インタビューをお届けする。
溝上
5000メートル2組4着 14分28秒90(自己新)
――今回のレースを振り返っていかがですか。
「ずっと2月中に故障をしていて、今日は復帰明けの通過点のレースでした。したがって、そこまでタイムは狙っていなかったのですが、いい感じにまとめられたので、次につながるレースになったかなと思います」
――ケガというのはどのようなものでしたか。
「股関節を痛めていて、1カ月弱くらい走れていませんでした。正直今回もどれくらいで走れるか分からなかったのですが、思ったより走れました」
――自己ベスト更新に関してはいかがですか。
「今回の結果でどうという感じの位置付けのレースではなかったので、次のレースが大事かなという感じですね」
――収穫は何かありましたか。
「今日は結構暑い中でしたが、それでも自分のレースができたのは良かったかなと思います」
――課題は見つかりましたか。
「ラスト1周をもっと切り替えないと組1着でゴールした人とかにはまだ勝てないかなと思いました。したがって、Aチームの人と勝負するならもう一段階上げるというのと、最初からもっと攻めのレースをしなければいけないかなと思いました」
――次に見据えている試合などはありますか。
「自分は関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)のハーフマラソンを目指しています。そこに向けて5月には1万メートルも走る予定なので、徐々に距離を伸ばしていけたらなと思います」
――今年度の目標である主力になるということに向けてはいかがですか。
「まあまずは一歩踏み出せたかなという感じです」
――鈴木聖人選手(令4政経卒・現旭化成)に憧れているとお聞きしたことがあります。
「聖人さんはものすごく強い人ですが、気取らないというか、なんか上からみたいですけど(笑)。自分は昨年度スポーツ推薦の一番下で入ったのですが、そんな自分にも対等にというか、友達感覚で話し掛けてくれて、アドバイスもしていただいたので、人としてすごい尊敬しています」
――今後の意気込みをお願いします。
「今年度は2、3年生が奮起しないといけない年で、それを自分が引っ張っていかないといけないと思っています。まずは自分は関東インカレのハーフマラソンで選手に入って、しっかり結果を残したいと思っています」
――ありがとうございました。
室田安寿(情コミ1=宮崎日大)
室田
5000メートル2組8着 14分32秒89(自己新)
――今回の手応えはいかがでしたか。
「入学してからの初戦でコンディションが悪い中でも最低限、最後失速しないというか、最低限抑えられたのは自分としても収穫があったのかなと思います」
――気温が高い中でのレースでしたがいかがでしたか。
「日差しが強かったという状況の中で最低限まとめる走りができたのは良かったかなと思います」
――最近の調子はいかがですか。
「最低限ポイントの練習をこつこつとこなせているので調子は良いほうなのではないかなと思います」
――練習は積めている感じですか。
「周りとはまだ差はないですけど、こつこつできています」
――周りで見ていた先輩たちも「室田調子良いな」と話していました。
「調子が良いというか、高校よりも練習の質が上がっていて、そういう練習を確実にこなして気持ちに余裕持ちながらできました。調子が上がったというか、実力が上がったからかもしれないですね」
――練習の質が上がったというのは環境の部分が大きいですか。
「大学の環境がやっぱりベースの練習から質が上がっているのでそれが一番ですかね」
――どのような部分が変わりましたか。
「速さとかペースが高校と比べて上がっているので、それをこなせていたのが今回の走りにつながったのかなと思っています」
――次のレースの予定は決まっていますか。
「次は4月下旬の日体大の記録会かなと思います」
――どのような目標や位置付けですか。
「たぶんナイターで涼しく、いい条件で走れると思うので、そこではまずは自己ベストを出すのが目標です」
――ありがとうございました。
[大橋直輝、覺前日向子]
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