
(9)ルーキー特集⑨/古井康介
明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝(以下、箱根)は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。
第9回は長距離部門・古井康介(政経1=浜松日体)のインタビューです。(この取材は3月21日に電話で行われたものです)
――明大への進学を選んだ理由は何でしょうか。
「自分は静岡県から来たのですが、1個上に尾﨑さん(健斗・商2=浜松商)という静岡県で強い選手が明大に入り、行きたいと思って来ました」
――尾﨑選手とは大学に行く前から関わりはありましたか。
「同じ学校ではないのですが、高校でレースはよく一緒だったので、そこで少し話したりはしました」
――尾﨑選手のすごさは何か感じますか。
「全国高等学校駅伝競走大会で、尾﨑さんが3年生の時に県の代表として尾﨑さんの高校が出場しました。その時は自分の走りをして勝ちにいく走りでしたが、それを受けてそこがすごいところだと思いました」
――明大競走部のイメージはありますか。
「イメージとしては古豪というイメージがありますが、最近の駅伝ではぎりぎりのところでというのが多いので自分たちでもっと上げられたらなという思いはあります」
――既に入寮されていますが、寮の雰囲気はいかがですか。
「僕は高校の時は寮ではなかったので初めてですが、高校よりも自分でできることが多いので、自分で強くなるという主体性が必要になってくるなというのは雰囲気として感じました」
――明大競走部の練習環境はいかがですか。
「まだ入って2週間なので何ともいえないですが、自分で強くなる練習が多くペースもポイント練習以外は自分で決めることが多いので主体性のある練習が多いです」
――これまでで最も印象に残っているレースは何でしょうか。
「一番最近で記録を出したレースは自分の走りができたので一番印象深いですね」
――どのようなレースでしたか。
「静岡県の記録会です。自分はスピードがないので、落ち着いて後半上げるという自分の長所を生かした走りができたのがそのレースだったので一番印象深いですね」
――高校時代は全国大会にも何回か出場されていますが、全国の舞台を経験してみていかがでしたか。
「行くので精一杯でインターハイ、全国大会で戦うレベルまで行けていなかったのでそれこそ明大に入ってそのレベルまで到達できるように、周りもそういう選手ばかりなのでそういう環境でできるのはやはり良いと思います」
――浜松日体高はどのような高校ですか。
「浜松日体高も主体性が高い練習が多いですが、ジョグで強くなるといいますか自分で練習を決めるような学校でした」
――自身の持ち味は何でしょうか。
「自分はどちらかというと短所はスピードがないことなので持久力が長所だと思います」
――ライバルの選手はいらっしゃいますか。
「高校で一緒に走ってきた仲間とは違う大学に行ったので彼らには負けたくないです。元チームの人とうまく競り合っていきたいなと思います」
――同期の中で意識している選手はいらっしゃいますか。
「全員に負けたくないというのは全員があると思うので、同期というよりも駅伝メンバーが10人、16人とメンバーの人数が決まっているので全員がライバルになってくるのかなと思います」
――大学生活の中で最も楽しみにしていることはありますか。
「箱根を目標としているので箱根が一番楽しみではあります」
――大学1年生での目標は何でしょうか。
「初めての1年ということもあって1年間で大学の練習の流れを知った上で、ケガをしないことを第一の目標にしています」
――4年間の目標はありますか。
「4年間の目標は箱根に出てチームとして入賞、優勝を狙うことです」
――ありがとうございました。
[永井涼太郎]
※写真は本人提供
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