(8)ルーキー特集⑧/髙橋海童

2022.04.06

 明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。

 

 第8回は長距離部門・髙橋海童(営1=仙台育英)のインタビューです。(この取材は3月19日にオンラインで行われたものです)

 

――明大に進学した理由を教えて下さい。

 「初めて箱根駅伝を見た時に、たまたまテレビをつけたら明大が映っていて、それをきっかけに格好いい大学だなと思って入りたいなと思いました」

 

――初めて箱根駅伝を見たのはいつですか。

 「小学生の時です」

 

――明大競走部についてはどのようなイメージを持っていますか。

 「昔からの箱根駅伝の常連校だなというイメージがありました」

 

――入寮されてみて、寮内の雰囲気はいかがですか。

 「先輩たちが優しくて面白かったり、一方で練習する時は切り替えがしっかりしていて、すごくいい雰囲気だなと思っています」

 

――先輩たちや同期とは特に誰と話していますか。

 「先輩は同じ部屋の勝浦さん(小太郎・商4=札幌山の手)や城戸さん(洸輝・情コミ3=宮崎日大)です。同級生は、同じ高校出身の堀(颯介・商1=仙台育英)、水城高の井坂佳亮(商1=水城)とよく話します」

 

――高校との練習の違いは何か感じますか。

 「練習したのはまだ2、3回ほどであまり分からないのですが、高校と違って自分でやらなければいけないことが多い印象です」

 

――仙台育英高での競技生活を振り返っていかがですか。

 「3年生の時にケガをしてしまって、最後の全国高校駅伝を走れず悔しい思いをしたというのが一番の思い出です」

 

――高校3年生の時にはU20日本選手権3000メートルに出場されていますが、全国の舞台を経験してみていかがでしたか。

 「やはりレベルが高いなと思いました。会場のスケールもかなり違うなと感じました」

 

――高校3年次の全国高校駅伝ではチームは3位になりました。

 「うれしかった反面、自分も走りたかったという悔しい気持ちもありました」

 

――堀選手とは大学でもチームメートになりますが、堀選手はどのような人ですか。

 「堀はとても面白いやつで少し怒りっぽいところはありますが、チームのことを考えてくれるいいキャプテンだったと思います」

 

――競技面に関してはいかがですか。

 「1万メートルのタイムも5000メートルのタイムもすごくて、かなり気持ちが強い選手だと思います」

 

――自身の競技面での強みは何ですか。

 「ラストはないのですが、中間の粘りが強みだと思っています」

 

――一方で課題はありますか。

 「気持ちが弱いのと、ラストの切り替えがあまりできないところです」

 

――スタミナ面の不安はありますか。

 「まだ1万メートルや20キロを走ったことがないので不安はあります」

 

――憧れや目標の選手はいますか。

 「同じ仙台育英高出身の吉居駿恭(中大)を目標にしています」

 

――吉居選手のすごさはどんなところにありますか。

 「気持ちが強いのと、高校のポイント練習では、1回も離れているのを見たことがないです。全部こなしていました」

 

――ライバルはいますか。

 「一番近いライバルだと思っているのは堀です」

 

――大学生活で楽しみにしていることは何ですか。

 「もっと先輩たちと仲良くなった後の寮生活ですね」

 

――最近ハマっていることはありますか。

 「ラップです。あまりないですが、強いて言うならラップという感じです」

 

――1年生での目標は何ですか。

 「一番は箱根駅伝出走で、タイムでいうと5000メートル13分50秒切りと1万メートル29分台です」

 

――4年間の目標を教えてください。

 「箱根駅伝に1回は出走することです」

 

――ありがとうございました。

 

[永井涼太郎]

 

※写真は本人提供(右が髙橋)