(7)ルーキー特集⑦/窪田悠人

2022.04.06

 明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝(以下、箱根)は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。

 

 第7回は、長距離部門・窪田悠人(政経1=沼津東)です。(この取材は3月8日にオンラインで行われたものです)

 

――明大に進学した理由を教えてください。

 「いろいろな動画とかを見ていて雰囲気がいいなと思ったので、明大がいいかなと思いました」

 

――高校はどのような学校でしたか。

 「そこまで長距離が強い学校ではなく、静岡県内で進学校と呼ばれる学校でした。なので国公立大学とか目指す人たちが多い中で、私大で陸上をやりたいというのは結構レアなタイプでした」

 

――高校時代に一番力を入れていた種目何ですか。

 「3000メートル障害を3年間やっていて、それにすごく力を入れてやっていました」

 

――3000メートル障害に力を入れていた理由は何かありますか。

 「もともと僕の1個上の先輩が3000メートル障害をやっていて、かっこいいなと思ったので、僕もやりたいと思って始めました」

 

――実際に走っているときは楽しかったですか。

 「長距離は割と地味な種目が多くて、5000メートルをただずっと走っているだけのような感じですが、3000メートル障害はハードルを越えるので、少し派手なところはあって面白かったですね」

 

――高校時代に走った中で一番印象に残っている大会はありますか。

「高校3年次の高校総体の県予選が一番印象に残っている大会ですね」

 

――5000メートルと3000メートル障害で2冠した大会ですか。

 「はい、そうです。僕個人の走りもそうですが、その大会は高校対抗のような形で、1位何点のような感じで振り分けられていて、合計点で争いました。そこで僕の高校がトラックで3番、総合でも6番に入ることができました。自分が2冠して点を取って、そうやってみんなで学校別で入賞できたということが初めてでしたし、すごくうれしかったので印象に残っています」

 

――すごくチーム思いですね。

 「すごくいい仲間がそろっていて、おそらく一生の友達なのではないかなという人たちばかりでした。みんなで取れたことだったので、すごくそこはうれしかったです」

 

――自身の走りの強みを教えてください。

 「ラストスパートが割と得意かなと思っています。ラスト1周とかで勝負に出るパターンが結構多かったです」

 

――大学に入学して一番力を入れたい種目は何ですか。

 「最初は3000メートル障害をやりたいなと思っています。その後はだんだん距離を伸ばしていき箱根を目指して頑張りたいなと思います」

 

――箱根は何区を走りたいですか。

 「山はちょっと登りたくないなと。でも山を下る方には少し興味があって、走ってみたいなと思いますね」

 

――下りは得意ですか。

 「得意なのかどうかはわかりませんが、走り方がおそらく下り向きなのではないかなと自分では思っています」

 

――今年度の目標を教えてください。

「まずは明大の練習や環境などに慣れるようにしたいなと思います」

 

――窪田選手の目標とする人や憧れの人はいらっしゃいますか。

 「小澤大輝さん(主将・政経4=韮山)は地区が同じで多分家とかも近いんですよ。小澤さんは全然知らないと思いますが、すごく意識しています」

 

――大学では同じ環境で練習することになりますがどうですか。 

 「すごく楽しみですね。3個上ということもあり、会ったことや練習したこととかはないのですが、そういう人と練習できるのはすごくうれしいなと思います」

 

――大学4年間での目標を教えてください。

 「4年間の目標は箱根に出て活躍できるような選手になることです」

 

――今後の意気込みをお聞かせください。

 「入寮してまずは環境や練習に慣れて、春先のシーズンでは3000メートル障害を中心に取り組み、しっかりと結果を残せるような走りをしたいです。また夏から距離が伸びてくると思うので、長い距離にも慣れて、しっかりと戦えるような選手になりたいと思います」


――ありがとうございました

 

[萩原彩水]

 

※写真は本人提供