
(3)ルーキー特集③/佐田龍昇
明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。
第3回は短距離部門・佐田龍昇(法1=大分東明)のインタビューです。(この取材は3月9日にオンラインで行われたものです)
――明大を選んだ理由はありますか。
「陸上の競技力をもっと向上させたいなと考えた時にすごくいい環境だなと思ったことと、自分の将来の夢があるのですがそれを実現するのにすごく最適な場所だなと思い選びました」
――環境はどのようなところが魅力に感じましたか。
「自分よりも競技力が上の人が何人もいるところが、自分が目標になるところがあると思うので、そういうところがいいなと思いました」
――夢というのは陸上での夢ですか、それとも学業の夢ですか。
「将来は教師になりたいです。もちろん人に教えたいというのもありますし、陸上部の顧問になって関わりたいなとも思っています」
――高校時代の陸上競技を振り返ってみていかがですか。
「最初の方はとても速いということで入ったわけではないのですが、先輩やチームメートに支えられてやってこられたのですごく楽しかった3年間でした」
――特に印象に残っているレースはありますか。
「3年次の北九州高校対校選手権のマイルリレーで普段一緒に頑張ってきた3年生のチームメートと走ることができ、インターハイを決めることができたのはすごく思い出に残っています」
――インターハイには400メートルでも出られていましたが振り返っていかがですか。
「あまり個人で全国を経験したことがなかったので正直インターハイのレースはいい結果ではありませんでした。しかし全国を経験することができたというのは大学につなげていくことはできるのかなと思いました」
――大分東明高はどんなチームだと思いますか。
「すごくいい雰囲気で練習ができる場所です。基本的に大分県の中でも平均的なスピードは速い所だったのですごくいい環境だったと思います」
――ライバル視する選手はいますか。
「2個上の先輩で城西大にいる方が、一緒に大分東明のチームでやっているときにライバルで、今は先輩の方が速いのですが勝ちたいなとは思っています」
――具体的なお名前を聞いてもいいですか。
「森真聡という選手です」
――憧れの選手はいますか。
「400メートルの佐藤拳太郎選手(富士通)にすごく憧れて尊敬しています」
――どのようなところを尊敬していますか。
「READY STEADY TOKYOというレースがあったのですがそのレースの走りが常にずっと速く、特に自分の種目はラスト100メートルが勝負で、その時の伸びが佐藤選手はすごかったです。そういう部分を見てかっこいいなと思い、そこが憧れているところです」
――今の時点でご自身の競技で課題に感じていることはありますか。
「自分は400メートルを1本、2本と重ねて走ることが不得意なことと、その400メートルの中で最初の200メートルまでを速く入ることができないことが課題だと思っています」
――大学生活で楽しみなことなどはありますか。
「寮で先輩や同級生と一緒に暮らすので、違う学年の人や今まで違う地域にいた人と話して自分の知らない価値観を知るのが楽しみだなと思っています」
――1年生の間での目標はありますか。
「関東インカレの400メートルの標準記録が47秒80で自分はそのタイムを切ることができていないので、しっかりそのタイムを切ることを目標にしています」
――関東インカレに出たいということですか。
「はい、正メンバーでしっかり出たいです」
――4年間での目標はありますか。
「4年間での目標は日本学生対校選手権の決勝に立つことです」
――これから大学に入るにあたっての意気込みをお願いします。
「もちろん明大の法学部は勉強も難しいでしょうし、しかも大学の競走部のレベルも高いのでその両方をしっかり両立していけるように頑張っていきたいです」
――ありがとうございました。
[出口千乃]
※写真は本人提供(前から2人目が佐田)
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