(番外)藤原がプロ初ゴールを記録!/選手コメント 

2022.02.25

 2月23日、JリーグYBCルヴァンカップ(以下、ルヴァンカップ)グループステージ第1節、サガン鳥栖対サンフレッチェ広島が行われ、今季からJ1サガン鳥栖に加入した藤原悠汰(政経4=広島皆実)がプロ入り後初スタメン、初ゴールを記録した。19日に行われた明治安田生命J1リーグ(以下、Jリーグ)第1節、サガン鳥栖対サンフレッチェ広島ではJリーグ初出場も果たした藤原に、現在の心境を伺った。

 

――Jリーグデビューを果たした現在の心境はいかがですか。

 「開幕戦、アウェイの広島という地は、自分が小、中学校時代とお世話になったサンフレッチェ広島の下部組織がある地でもありました。自分が年間パスを買ってスタンドから見ていたピッチの上で、サッカー選手として、鳥栖の選手としてプロのキャリアの一歩目を踏み出せたのは、自分にとって感慨深いものがありますし、一生思い出に残るデビュー戦になったと思います。

 また、サンフレッチェ広島の仙波大志や川村拓夢は、仙波は小学校から6年間、川村も中学時代では同じチームでプレーしていた仲間でした。2人はユースに進めましたが、自分はユースに上がれずに広島皆実に進学して、明大に来てプロという同じステージに進むことができました。そんな3人が広島の地でJ1デビューするということも印象に残る試合になりました」

 

――ルヴァンカップでの初スタメン、初ゴールについてはいかがですか。

 「サガン鳥栖の今季初のホームでの試合で、ルヴァンカップではありましたけど、多くのサポーターの方たちが今年のサガン鳥栖を見に来てくださっていました。その中で自分の両親もサンフレッチェ広島戦に続いて鳥栖まで見に来てくれていたので、そんな試合でプロでの初ゴールを決めることができたのは、これも自分にとって思い出に残ることになりました。

 それでも多くのチャンスがあった中でチームを勝たせるゴールが取り切れなかったということには悔しさが残っています。ゴールを決めた瞬間はやっと決めることができたと思いましたが、追いついただけだったので、あまり喜ぶというよりはなんとか勝ちにいくために早く自陣に戻って、もう一度準備してというので、あまり思いっきり喜べなかったなとは思います。なので次は勝利につながるプレーで、それを積み重ねた結果のゴールで、駅前不動産スタジアムに来て下さったみなさんに笑顔で帰ってもらったり、初めてサッカーを見に来た人たち、初めて藤原悠汰っていうプレーを見た人たちに、あの選手から勇気や感動をもらえたとか、あんな選手になりたいとか、今日の試合勝ってよかったねって笑顔で帰ってもらえるような、サガン鳥栖の勝利につながるゴールを取ります。そのためにしっかりと準備をして、ここからも連戦で試合がどんどん続いていくので、次に向けてまたいい準備をして先に進んでいかなくてはいけないなと思います」

 

[土屋秋喜]

 

◆藤原悠汰(ふじはら・ゆうた)政経4、広島皆実、165センチ・66キロ。明大ではエースストライカーとして活躍し、今季からサガン鳥栖へ加入した。

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