(110)全国大学選手権・帝京大戦 試合直前コメント②

2022.01.08

 3年ぶり14度目の優勝に向けて、ついに時がやって来た。決勝の相手は関東大学対抗戦で敗れた帝京大。「最後は気持ち。やってきたことをこだわり抜きたい」(スクラムハーフ飯沼蓮主将・営4=日川)。雪辱を果たしての賜杯へ準備は万端だ。決戦を明日に迎えた選手たちの熱い思いに迫った。

 

左プロップ中村公星(情コミ3=国学院栃木)

――今の調子はいかがですか。

 「東海戦もFW戦の中で、いいスクラムが組めましたし、モールもきちんと止めることができました。フィールドプレーも徐々に良くなって、自分の中ではいい感じに調子が上がってきています」

 

――意気込みをお願いします。

 「スクラムが試合のキーになると思います。相手の流れにさせないようにいいスクラムを組んで、こちらに流れが来るようにしていきたいです」

 

フッカー田森海音(政経4=長崎北陽台

――スクラムの調子はいかがですか。

 「できることはやってきました。うまくいかない瞬間もあると思いますが、やってきたことを信じたいと思います。明治のFWは勝たないといけないので、精一杯出していきたいです」

 

――いつもにこやかにプレーしている理由を教えてください。

 「無意識ですが、ラグビーを楽しんでいるということがあると思います。にらんでやるより、笑っていた方がいいじゃないですか。意識してやっているものではないです」

 

――学生最後の試合ですが、心境はいかがですか。

 「憧れた紫紺を着る試合はこれが最後なので、優勝しなければいけないなどいろいろな感情があります。しかし、まずは楽しんで最後いい形で笑顔で終われることだけを想像して、いままでやってきたことをやっていこうと思います」

 

右プロップ大賀宗志(営3=報徳学園)

――チームの雰囲気はいかがですか。

 「最高です(笑)。いろいろ考えることはありますが、決勝で残っているチームはあと2チームだけです。そこに向けて一致団結していて、いい感じにまとまっています」

 

――明日で4年生は最後ですが、心境はいかがですか。

 「今年の4年生にはお世話になった先輩がたくさんいます。部屋長である大石(康太・営4=国学院久我山)さんと試合できるのも最後になるので、最後はしっかり勝って有終の美を飾り終わってほしいです」

 

左ロック山本嶺二郎(法2=京都成章)

――勝負のカギを教えてください

 「帝京大は細木主将を中心にスクラムが強いです。僕たちはしっかり8人でまとまって、相手の武器をへし折っていきたいです。ラインアウトはジュニアのメンバーが帝京大のコピーをしてそれに合わせて練習できたのでしっかり準備できました」

 

――意気込みをお願いします。

 「最後なので、悔いのないように決勝の舞台を楽しんで頑張りたいと思います」

 

右ロック武内慎(商3=石見智翠館)

――帝京大戦では一番悔しい思いをしていると思います。

 「ラストワンプレーに関わった自分としては悔しい思いをしましたし、2トライ目に関しては自分のところで抜かれてトライが生まれました。一番自分がリベンジをしたいという思いがありますし、積み上げてきたものが崩れてしまったような試合でした。そこに関してはリベンジして、必ず自分たちが日本一になるということを証明する気持ちがとてもあります」

 

――1週間の準備はいかがでしたか。

 「一日一日が最後だというのが言わなくてもチームの雰囲気としてずっとありました。一つ一つ自分たちができる準備を変わらずやって、ラスト決勝戦に向けた準備ができました」

 

左フランカー木戸大士郎(文1=常翔学園)

――東海大戦はメンバー外でしたが、外から見る試合はいかがでしたか。

 「試合しているメンバーがとても楽しそうでうらやましかったです。(明日は)決勝の舞台に立つのは人生で初めてなので緊張もありますが、1週間休憩をしたので頑張ります」

 

――どのようなプレーをしたいですか。

 「泥くさいプレーです。花のあるプレーは、それまでに誰かが体張っているから輝けると思います。その人が輝くために自分が汚い仕事をしていきたいです」

 

右フランカー福田陸人(法4=国学院栃木)

――帝京大のどのようなプレーに警戒していますか。

 「細木のスクラムです。やはりスクラムが一番のカギになってくると思うので、そこをいかに僕らが抑えられるかというところです。また、フィジカルの強いところに対してディフェンスし続けることも大事だと思います。そこが負けなければ負けないと思うので、しっかり体を張っていきたいと思います」

 

――明日はジャッカルを何本取りたいですか。

 「レフリーが結構取ってくれるレフリーだと思うので2本は取りたいです」

 

ナンバーエイト大石康太(営4=国学院久我山)

――対抗戦の時の帝京大の印象を教えてください。

 「フィジカルが強いです。そこで自分たちは1対1で絶対負けないことが大事です。もし1対1で勝てないのであれば、走り勝って1対1を1対2にすることや、相手より常に人数をかける状況をつくり出さなければいけないと思います。スクラムに関しても、帝京のスクラムにどう対応するかを練習したので、スクラムでは自分たちから仕掛けることが大切だと思います。そういう意味で、ファーストスクラムは明日の試合を左右する大事なものになると思います」

 

――1年間を振り返っていかがしたか。

 「あっという間だったなというのと、やはり自分がやってきたことは間違いではなかったと思います。それを出し切ることだけに意識をしてやってきました。自分の良い、悪いではなくて、しっかりとチームの方向性を決めていくのが僕の仕事だと思っているので、自分がパニックにならずに、どのようにすれば良いのかというのを見極めながらやっていきたいです」

 

山本耕生(商4=桐蔭学園)

――最後の試合ですが心境はいかがですか。

 「あまり実感はないです。来週もまだ練習をやってるんだろうなと思います。自分はリザーブなので途中から入ることになって、後半劣勢なシーンで入ることも少なくないです。そのような場面で自分が何をできるか、どのようなシチュエーションで自分がどう動くかとかをずっと考えて夜寝れないです」

 

――意気込みをお願いします。

 「大学生最後の試合ですが、あまり最後ということにはこだわらずに帝京大学という決勝戦にはふさわしすぎる一番の強敵で、チーム的にもリベンジを果たさなくてはいけないです。個人的にも相手の細木主将という僕の人生にとって大事な人がいるので。そういった意味では運命ではないですが、楽しんで絶対に勝って、最後は笑って終わりたいと思います」

 

小澤翔(情コミ4=桐蔭学園)

――学生最後の試合ですが、心境はいかがですか。

 「勝ちたいのは絶対ですが、自分のためだけではなく出られない4年生の分もと思ったら絶対に負けられないです」

 

――出場したときにはどのようなプレーをしたいですか。

 「いろんな状況があると思いますが、4年生としていい流れを持って来られるように、入ってきて安心させるようなプレーができたらなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[ラグビー担当一同]