
(109)全国大学選手権・帝京大戦 試合前コメント①
3年ぶり14度目の優勝に向けて、ついに時がやって来た。決勝の相手は関東大学対抗戦で敗れた帝京大。「最後は気持ち。やってきたことをこだわり抜きたい」(スクラムハーフ飯沼蓮主将・営4=日川)。雪辱を果たしての賜杯へ準備は万端だ。決戦を明日に迎えた選手たちの熱い思いに迫った。
飯沼
――地元からの応援はありましたか。
「明治は毎試合応援メッセージを募集しているのですが、サプライズで地元のラグビーの先輩や後輩、日川高校のクラスメート、中学のハンドボール部がメッセージを書いてくれていて、本当に頑張ろうと思いました。また試合前に読み直して気合を入れ直したいと思います」
――どんなプレーをしたいですか。
「自分の体がどうなろうと全てを犠牲にして最後まで走り続けたいですし、みんなのために体を張り続けたいと思います。最後まで自分の役割を1秒1秒かみ締めてプレーをして、絶対に勝ちたいと思います」
スタンドオフ伊藤耕太郎(商2=国学院栃木)
――個人のテーマを教えてください。
「相手は、ディフェンスから流れをつくり出すために、おそらく僕のところにFWの大きい選手を持ってくると思います。そこでしっかり低くタックルできればいいなと思います」
――弟が花園で活躍されていますが、いい刺激をもらっていますか。
「弟とは毎回試合が終われば連絡を取り合っています。決勝もちろん優勝してほしいですし、お互いに刺激し合いながら明日もいいプレーできればと思います。」
左ウイング石田吉平(文3=常翔学園)
――4年生との最後の練習になりますが、やはりいつもと雰囲気は違いましたか。
「そうですね、4年生とは一番長いので、最後かなと思うと少し感慨深いですが、やはり明日勝たないと意味がないので、しっかり勝って優勝できるようにしたいと思います」
――帝京大のどういうプレーに警戒していますか。
「やはり向こうも用意してきたことがたくさんあると思います。体が大きいので肩を当ててくると思うのでそこを警戒しています。明治も体は大きいのですが、帝京大ほど大きくはないので、1人に対して2、3人で低く入って、倒れてもすぐ立って、常に15人全員がいる状態をつくっていきたいなと思います」
左センター廣瀬雄也(商2=東福岡)
――雪が降りましたね。
「びっくりしました。その時ちょうど休みで、スタバで勉強していて、店の中に4時間くらいいました。その後、外に出たら自転車が雪で埋もれていて見当たらなかったです」
――4年生と最後になりますが、寂しい思いはありますか。
「最後のジャージー渡しがあったのですが、今日は監督じゃなくて出場できない4年生が渡してくれました。4年生みんなが涙を流して渡す姿を見て本当に最後なのだなと思いました。自分ももらい泣きしたところもあったので、4年生の思いは相当強いと思いますし、4年生のためにも頑張りたいと思います」
右センター江藤良(文4=報徳学園)
――明日、誕生日ですが、22歳の抱負はありますか。
「今までやってきたことを忘れずに、自分の持ち味であるひたむきさというものを私生活でもラグビーでも伸ばしていけたらいいなと思います」
――意気込みをお願いします。
「4年間の集大成になるので、積み上げてきたものを全て出し切りたいです。あとはもう自分を信じて、みんなを信じて、いつも通りのひたむきなプレーでチームの勝利に貢献したいと思います」
右ウイング松本純弥(政経4=佐賀工)
――オフの過ごし方はいかがされますか。
「試合をして、終わった後のすぐに学年会みたいなのをして、そこから僕は実家に帰ります。実は実家は佐賀ではなく鹿児島です(笑)。鹿児島に帰って2月の初めに卒部式があるのでそこで東京に帰ってくると思います」
――どんなプレーをしたいですか。
「明日は明治の原点に戻って、前へという言葉があるので、その言葉が体現できるようなラグビーをしたいです」
フルバック雲山弘貴(政経4=報徳学園)
――独特なルーティーンがあると聞きました。
「試合前日にスシローに行って、スタバに行っています。また、明早戦や決勝などの大事な試合の前は右手に普通の時計、左手には亡くなった祖父の時計を付けています」
――明日が大学最後の試合ですが、心境はいかがですか。
「全く実感はないです。最後なので、しっかり楽しんで、笑って終われるようにしたいです」
児玉樹(政経4=秋田工)
――明日はどういうプレーをしていきたいですか。
「外国人選手が出てくるタイミングでの出場になると思うので、アタックもディフェンスも外国人選手を圧倒して、チームを勢いづけたいと思います」
――意気込みをお願いします。
「自分自身決勝の舞台に立つのは4回目で、思うところはたくさんあります。しかし、チームを外から見ている時間の方が長いと思うので、チームファーストでチームのことを考えたいです。気付いたことを共有するなど自分の役割を明確にして、最後は笑って終わりたいと思います」
――ありがとうございました。
[ラグビー担当一同]
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