(108) 全国大学選手権・東海大戦 試合後コメント②

2022.01.02

 3年ぶり14度目の大学日本一を目指し、全国大学選手権(以下、選手権)の準決勝に臨んだ。今回は東海大戦後のインタビューをお送りします。(この取材は試合後に電話で行いました)。

 

スクラムハーフ飯沼蓮主将(営4=日川)

――今試合のゲームプランを教えてください。

 「明治の今年の色であるクイックテンポで走り回って東海大を疲れさせて、後半で差をつけるプランでした。前半はゲームプラン通りにできていて、FWもモールを止めてくれてスクラムもペナルティーを取ってくれたのでいい流れだったと思います」

――個人プレーの出来はいかがでしたか。

 「ハーフはスペースが空かないと仕掛けるような場面は見せられないのですが、ゲームコントロールの部分はしっかりできたと思います」

 

スタンドオフ伊藤耕太郎(商2=国学院栃木)

――今試合のテーマである『no limit』は体現できましたか。

 「今までBKでいい形でトライを取ることができていなかった中で、今日たくさんBKを中心とした形でトライを取れたというのはやはり、明治の成長を感じられた部分でした。相手の外国人選手が強いキャリーをしてくる中で、全員が低いタックルをすることができて、東海さんのやりたいラグビーを阻止できたのが勝因としては大きかったのかなと思います。試合のキーポイントとして、FWが競り合っていた中で、BKがトライを取り切れたことが大きいと思います」

 

――トライシーンを振り返っていかがですか。

 「サインプレーとは違う動きにはなってしまったのですが、自分の中でキャリーできる時はキャリーしようと心掛けていたので、あのトライを取れて良かったです。トライはありましたが、個人的にディフェンスでタックルをはじかれてしまったりなど、高い姿勢で入ってしまったりしたところが課題だと感じているので、決勝では低く刺さっていきたいと思います」

 

左ウイング石田吉平(文3=常翔学園)

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「前半は結構チームでいいプレーができていたのですが、後半になって明治の悪い癖が出てしまったので、ちゃんと修正していかなくてはいけないなと思いました。東海大の選手の体が強くて、フィジカルで圧倒してくるチームだったので、結構FWが強かったです。ただ、そこでもっと外国人選手にビビることなく入っていこうというのがあったので、それができたので良かったと思います」

 

――トライシーンを振り返っていかがですか。

 「他の選手がおとりをやってくれて僕の目の前が空いて、ボールもらったら走るだけなので、他のメンバーに感謝だなと思います。今回は徐々にBKで展開ができて、いつもFWに助けてもらってばっかりだったので、今日は良かったなと思います」

 

左センター廣瀬雄也(商2=東福岡)

――スクラムでペナルティー取ることもあったがBKからみてFWはどうでしたか。

 「FWが東海は強くて、スクラムも本当にリーグ戦ではナンバーワンで危ないかもというのはあったかもしれないですが、明治のFWも全然強いので、僕たちはチームメイトなので信じ切らないと。僕はずっとペナルティーを取れると信じていたので予想以上にFWがスクラムでもラインアウトでも勝ってくれたので、それは本当に良かったなと思っています」

 

――決勝に進むことができた率直な気持ちを教えてください。

 「中学校の福岡県選抜以来の決勝です。東福岡の3年間でも、明治でも決勝に行けたことがなくて、いつも準決勝止まりだったので決勝に行けることはうれしく思います。しっかりその決勝の最高の舞台で楽しもうというのはありますし、自分自身日本一を経験したことがありません。ここまできたら日本一のチャンスをつかめるのはあと2校なので、しっかり楽しんで必ず日本一を取りたいなと思います」

 

右センター江藤良(文4=報徳学園)

――BK全体はどうでしたか。

 「落ち着いてコミュニケーションを取りながらやっていたのですが、もう少しコミュニケーションを取りながらやっていかなくてはいけない部分はありました。セットの部分で遅くなって、オープンサイドの方でしかアタックできていないというのがあったので、常に逆サイドもすぐにアタックできるようにしていきたいと思います」

 

――次の試合が4年間の最後の試合になります。

 「やはり明治として出ることができる最後の試合になるので、今まで明治で学んできたことを全部出して悔いのないように絶対に勝って、終わりたいと思います」

 

右ウイング松本純弥(政経4=佐賀工)

――BK勝負だとおっしゃっていましたが、試合を振り返って出来はいかがでしたか。

 「結構良かったと思います。最初の石田のトライも、BKで準備をしていたムーブだったので、すごくBKも躍動できました。またFWがスクラムで頑張ってくれたことやラインアウト含めて互角か、それ以上にやってくれたのでやはり助かったなと思います」

 

――後半20分の場面で、チームとして話したことはありますか。

 「チームとして、明治スタイルを貫こうと話していました。僕たちの原点は攻めにあると思うので、全員で走ってトライを取ろうと、そこでもう一回トライを取り切れたことが大きいです。勝ち越された場面もありましたがみんな落ち着いていたので、いけるなという気持ちはありました」

 

フルバック雲山弘貴(政経4=報徳学園)

――5本目のトライにつながるキックパスについて振り返っていかがですか。

 「東海のフルバックの位置が真ん中にいなくて、ウイングの2人から裏が空いているからちょうだいというコールが掛かっていたので、チャンスあれば蹴っていこうと狙っていました」

 

――次戦の意気込みをお願いします。

 「決勝まで来るということは強いと思うので、明治はしっかり1週間準備して2年前のリベンジをするだけです。必ず優勝します」

 

 

齊藤誉哉(文3=桐生第一)

――今日の個人的な目標はありましたか。

 「どのタイミングで僕が出るか分からない状況だったのですが、試合に出たらチームにしっかり貢献していこうと思っていました。あのようなアクシデントな状況で出番が来たのですが、あまり焦らず、落ち着いてプレーできたのかなと思います」

 

――今日は誕生日のようですが。

 「誕生日に国立でやるということが小さい頃からの夢だったので、それが一つ叶えられたというのと、たまたまですがトライできたのも良かったのでうれしいです。トライに関してはハーフタイムから相手のフルバックの上がりが早いということを前半からプレーしている選手から聞いており、スペースが空いていたので、雲山さんに言ったら『行っていい』と言われたので、それで抑えただけという感じです」

 

――ありがとうございました。

 

[ラグビー部担当一同]