(89)箱根駅伝直前インタビュー④/児玉真輝

2021.12.25

 シード落ちの悔しさから1年。速さだけではない、勝ち切る強さを追い求めここまでやってきた。箱根駅伝予選会(以下、予選会)では圧巻のトップ通過。続く全日本大学駅伝(以下、全日本)では7位に入り、シード権を獲得するなどその実力は確かだ。昨年度の雪辱を果たし、強い明大を取り戻すために。思いを襷に込め、箱根路を駆け抜ける。 

 

 第4回は児玉真輝(文2=鎌倉学園)のインタビューです。(この取材は12月11日に行われたものです)

 

――今の心境を聞かせてください。

 「今年はここまで順調に来ているので、不安な気持ちなどはないです。緊張はありますが、ある程度は自信を持っています」

 

――現在の調子はいかがですか。

 「良くも悪くもないという感じで、いつも通りかなと思います」

 

――合宿ではどんなことを中心に取り組みましたか。

 「距離を踏んで、基礎を作り直すことを意識してやっていました」

 

――合宿の出来はいかがでしたか。

 「しっかり全ての練習をこなすことができましたし、ケガもせずこなせたので、かなり出来としては良かったのではないかなと思います」

 

――この1年を振り返ってみていかがですか。

 「箱根駅伝(以下、箱根)の悔しさがあったので、トラックシーズンで悔しさを晴らそうと思っていました。しかし、肺気胸になってしまったので、少しそこでもまた悔しい思いをして。ただ、肺気胸になって手術をして、夏からしっかり練習を積めて駅伝シーズンはしっかり走れているので、肺気胸になったこと以外は割と計画通りになったかなと思います」

 

――学連の記録会で1位でしたが、振り返っていかがですか。

 「あのレースはそれほど調整もせず、練習の一環のような感じで走った部分はありました。そのような中で1着を取れて、勝ち切れたのは良かったと思います」

 

――タイム的な面に関してはいかがでしたか。

 「事前に山本駅伝監督から28分30から40くらいで行こうと言われていました。今回はベストを狙うのではなくて、本当に流れの中で走るという感じだったので、タイムとしても目標を達成できたので良かったと思います」

 

――最近2年生世代は他大学も強いと思いますが、そういった選手たちの活躍を受けてどう感じますか。

 「やはり負けたくないという気持ちはすごくあります」

 

――箱根に向けて最後に意気込みをお願いします。

 「区間賞を取れるように頑張ります」

 

――ありがとうございました。

 

[飯塚今日平]

 

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第98回箱根駅伝まであと8日。