
(89)箱根駅伝直前インタビュー④/児玉真輝
シード落ちの悔しさから1年。速さだけではない、勝ち切る強さを追い求めここまでやってきた。箱根駅伝予選会(以下、予選会)では圧巻のトップ通過。続く全日本大学駅伝(以下、全日本)では7位に入り、シード権を獲得するなどその実力は確かだ。昨年度の雪辱を果たし、強い明大を取り戻すために。思いを襷に込め、箱根路を駆け抜ける。
第4回は児玉真輝(文2=鎌倉学園)のインタビューです。(この取材は12月11日に行われたものです)
――今の心境を聞かせてください。
「今年はここまで順調に来ているので、不安な気持ちなどはないです。緊張はありますが、ある程度は自信を持っています」
――現在の調子はいかがですか。
「良くも悪くもないという感じで、いつも通りかなと思います」
――合宿ではどんなことを中心に取り組みましたか。
「距離を踏んで、基礎を作り直すことを意識してやっていました」
――合宿の出来はいかがでしたか。
「しっかり全ての練習をこなすことができましたし、ケガもせずこなせたので、かなり出来としては良かったのではないかなと思います」
――この1年を振り返ってみていかがですか。
「箱根駅伝(以下、箱根)の悔しさがあったので、トラックシーズンで悔しさを晴らそうと思っていました。しかし、肺気胸になってしまったので、少しそこでもまた悔しい思いをして。ただ、肺気胸になって手術をして、夏からしっかり練習を積めて駅伝シーズンはしっかり走れているので、肺気胸になったこと以外は割と計画通りになったかなと思います」
――学連の記録会で1位でしたが、振り返っていかがですか。
「あのレースはそれほど調整もせず、練習の一環のような感じで走った部分はありました。そのような中で1着を取れて、勝ち切れたのは良かったと思います」
――タイム的な面に関してはいかがでしたか。
「事前に山本駅伝監督から28分30から40くらいで行こうと言われていました。今回はベストを狙うのではなくて、本当に流れの中で走るという感じだったので、タイムとしても目標を達成できたので良かったと思います」
――最近2年生世代は他大学も強いと思いますが、そういった選手たちの活躍を受けてどう感じますか。
「やはり負けたくないという気持ちはすごくあります」
――箱根に向けて最後に意気込みをお願いします。
「区間賞を取れるように頑張ります」
――ありがとうございました。
[飯塚今日平]
12月21日発行の明大スポーツ第516号(箱根駅伝特集号)はこちらからお買い求めできます。明大ファン、駅伝ファンの方は必見です!
第98回箱根駅伝まであと8日。
関連記事
RELATED ENTRIES