(22)明スポが逆取材受けてみた!

 12月25日、パラスポーツマガジンとの共同企画により、一般社団法人「ZEN」の車いすの子どもたちが明大スポーツ新聞部を逆取材にやってきた。子どもたちは目を輝かせながら、新聞製作の現場の見学や新聞製作の過程の話に耳を傾けていた。

 

 子どもたちがまず訪れたのは、江東区にある東日印刷。明スポの紙面記事を制作、発行する場で、田中佑太編集長(法3=本郷)や東日印刷の社員の方から新聞製作の過程を学んだ。子どもたちは明スポの紙面記事を実際に読んだり、新聞のレイアウトを作成する端末の説明を熱心に聞いたりしていた。さらに、部員も普段は見ることのできない新聞を印刷する瞬間にも立ち会うことに。「機械がたくさんあってすごかった」(賀川統馬くん)と子どもたちは興奮した様子だった。

田中編集長の話を一生懸命聞く子どもたち

 続いて一行は明治大学駿河台キャンパスを訪れる。ここでははじめに、現役の明スポ部員から、添削やカメラの極意など普段の取材活動についての説明を受けた。その後は部員への質問や実際の記事作成を体験。子どもたちの話を聞く姿、質問する姿は真剣そのもの。「普段知らないことを知れてうれしかった」(上床悠太くん)。出来上がった感想のレベルの高さには部員一同ただ驚くばかりであった。

部員と共に記事作成をする子どもたち

 

 子どもたちと部員たちの双方にとって貴重な体験となったクリスマス。これからも明スポは、パラスポーツマガジンをはじめさまざまな団体と連携していく。「一読者として活躍を見守っていきたい」(星井かおさん)。この一言は部員たちにとって最高のクリスマスプレゼントとなった。

 

[新谷歩美、渡辺悠志郎]

        

 

子どもたちに感想を書いていただきました。


・なまえ 星井 かお(中学1年)

感想:とにかくアツい!!

明大スポーツ

私が逆取材をしたのは、クリスマス。インタビューを受けてくれたのは明大スポーツの7人。

驚いたのは、とにかく自分の役職に就くと目に炎が表れているくらい熱くなっていることだ。3年の編集長を筆頭に、添削のスペシャリスト、カメラ好きの熱きカメラマンなどなど。

スペシャリストの集団といってもいいほどだ。

熱心に活動に励む傍ら、部員の会話にはチームワークの良さがにじみ出ていた。

さすが、部員たちが「チームワークがいい」と言っているだけある。

バックグラウンドが違うからこそ出る個性と情熱が混ざり合って、明大スポーツを発展させている鍵であろう。これからは、一読者として活躍を見守っていきたいと思っている。

ありったけの感謝を込めて。

 

・なまえ:大賀 勝翔(小学5年)

新聞部の印刷所に行って、大変さや難しさ、写真や文を作るポイントを見つけることが出来た。印刷所は夜まで働いている人がいて、夜泊まる人もいる。ただし、多くの人と協力して素早く、正確なニュースをお客さんに送っている。つまり、働いている人は、お客様のことを一番に考えている。

 

 

・なまえ:小野悠希(中学1年)

新聞部や印刷所に行って、初めて知ることがたくさんあった。また、新聞を作る過程が知れてよかった。新聞を作ることはとても難しいことだと新聞部や印刷所に行って感じた。

 

・なまえ:上床悠太(小学2年)

新聞部に取材して普段知らないことを知れてうれしかったです。

「とても大変だな」と思いました。

 

・なまえ:賀川統馬(小学5年)

新聞が出来るまでの構造がたくさんあって面白かったです。

機械がたくさんあって凄かったです。

印刷所が独特な匂いがして少し臭かったですがインクの匂いだと分かりやすいいい匂いでもありました。

 

・なまえ:久我太一(中学1年)

新聞を完成させるまでに多くの作業があり長い時間がかかることを知ったので、普段新聞を読むときには思い出したいです。