
(49)全日本大学選手権大会 3回戦対びわこ成蹊スポーツ大戦 試合後コメント
栗田大輔監督
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「全国大会で初めて対戦するということで、すごく楽しみな一戦でした。2回戦の早大との試合も見ましたが、みんな献身的で一生懸命走る良いチームだなと思っていたので、勝ち負けはもちろんですけど、対戦すること自体を楽しみにしていました」
――3―0という結果に関してはいかがですか。
「守備をしっかりとして、ビルドアップの中で立ち位置を変えたりといろいろな戦術を持っている相手だったので、90分の中でも試合展開が自分たちのリズムになったり、相手のリズムになったりを繰り返し、一方的な展開とはならない試合でした。その中でも選手たちが少しずつ補正しながら自分たちのリズムに持っていき、失点を0で試合を終えられたことは大きかったと思います」
――1点目のシーン振り返っていかがですか。
「失点0に抑えて決めるべきところで決めるということがトーナメントではとても大切だと思います。なので今日は『思い切り』というのをテーマに掲げていて、相手が嫌がることをとことんやろうと言っていました。クロスが上がったらFW赤井裕貴(政経3=帝京)が飛び込んでセカンドボールを拾うとか、そういうところから先制点や2点目も生まれているので、思い切って打っていって口火を切ったというところで非常に大きな1点だったと思います」
――優勝まであと2勝というところまで来ましたがいかがですか。
「今年はとにかくチャレンジャーとしての年なので全く強くないですし、関東大学1部リーグ戦や他の大会でも本当に苦い轍(てつ)を踏んできました。そういった経験を生かしながら残り勝っても負けても2試合しかないので、選手たちが成長できるように、その積み重ねの結果が優勝という形で残ればいいと思いますし、そういった時間を過ごしたいと思います」
――次戦の相手は今季これまで3敗している駒大に決まりましたがいかがですか。
「今年の駒大は本当に強いですし、3トップにパワーがあって得点力もあるチームだと思います。前回の対戦では主導権握りながら逆転負けしていますが、自信を持ってやるだけかなと思います。昨年までは駒大に約10年間負けていなかったので、それを思い出して明治のサッカーをやりたいと思います」
DF岡庭愁人(政経4=FC東京U―18)
――2―0で迎えたHTではどのような点を修正しましたか。
「相手に合わせて戦っている部分があったので、関東の大学もそうですが、地方の大学は特に切り替えの部分で早いのでそこを特に頭に入れて、守備でもアグレッシブに明治らしいサッカーをすることを意識しました。相手に合わせるのではなく自分たちのサッカーで勝利することが自分たちの今大会の目標なので、もう一度そこを徹底して入りました」
――MF稲見哲行(文4=矢板中央)がベンチからも外れましたが、どのような事情があったのでしょうか。
「ケガということで、彼もこの1年間すごく苦しい思いをしていて、自分もケガした時に一緒にリハビリしていたので、その思いというものはすごく感じていました。稲見以外にセカンドチームでもメンバー入れなかった選手や4年生でも今大会で背番号をもらえなかった選手もいて稲見だけじゃなくて全員の思いを背負って戦うと決めていたので、そこは責任を持って挑みました」
――2023年度にヴィッセル神戸への加入が内定しているドリブラーの泉柊揶(びわこ成蹊スポーツ大)とのマッチアップを振り返っていかがですか。
「プロ入りが決まっている選手ということで少しは意識していましたが、そこまで怖いという印象はなかったです。自分のところで抑えることができれば、そこからチャンスが生まれるポイントだと思っていたので、守備でも攻撃でもやり切ることができたと思います。精度はまだまだですが自分が攻撃のポイントつぶせればこの先の勝利にもつながると思うので、デュエルであったり対戦相手にこだわるというのをこれからもやっていきたいです」
石井優輝主将(政経4=昌平)
――今日の試合振り返っていかがですか。
「前半のうちに2点取れたことはDFとしてありがたかったですし、後半は青嶋(佑弥・政経4=浜松開誠館)に助けられたシーンも多かったですが、試合を通して失点0で終えられたことは次につながると思います。また、2試合連続で3―0で勝てたということはチーム的にも良い流れができるのかなと思います」
――2試合続けて無失点の要因はどこにあると思いますか。
「ゴール前の粘り強さと、チームの勢いが悪くなった時の背後の徹底というのをチームで合わせられたことが失点0につながったかなと思います」
――あと2勝で優勝というところまで来ましたがいかがですか。
「日本一を見据えながらも、次の駒大には今シーズン3敗しているので、リベンジという気持ちも込めてまずは準決勝に全力でぶつかりたいと思います」
――今年は創部100周年という節目の年ですが、そのプレッシャーなどは感じますか。
「区切りの良い年に日本一というのは取りたいと強く思いますし、自分が明治で過ごしたシーズンは毎年何かしらのタイトルを取っているので、自分が主将になったこの代も後輩たちにタイトル、日本一の景色というものを見せたいと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES