
(77)MARCH対抗戦 試合後インタビュー③/杉本龍陽、富田峻平、杉彩文海、尾﨑健斗、甲斐涼介
歴史ある5大学が一堂に会した。11月24日に開催されたMARCH対抗戦は、初の試みとなるも大盛況の中、幕を閉じた。MARCHの〝M〟を背負った31人の選手たち。紫紺をまとい、ルーキーから4年生まで次々と好記録をたたき出した。箱根の前哨戦ともなった今大会。今回はレース後の選手の声を掲載する。
(この取材は11月24日に行われたものです)
杉本龍陽(政経3=札幌日大)
4組9着 28分46秒29(自己新)
――試合を振り返っていかがでしたか。
「とりあえず28分台を出すのと組でトップの方を狙っていたんですけど、やはり青山学大の3人に負けたのが一番悔しいところですね。一応部内のトップで走れたのは良かったなと思います」
――今日の走りで得た収穫は。
「僕は結構先頭から離れてしまったらずるずると落ちてしまう傾向があって今回も5000メートルくらいで離れてしまった時に一瞬『このままやばいのかな』と考えたのですが、もう一回やり直すことができたのは今回の収穫だと思います」
――ご自身の調子は100がマックスだったらどのくらいでしたか。
「90とか95、80くらいですかね」
――ありがとうございました。
(好調をアピールした杉本)
富田峻平(営3=八千代松陰)
5組10着 28分41秒77
――レースを振り返っていかがですか。
「入りは気持ち速かったかもしれないですが、タイム的にはいい感じで入れました。しかし、後半粘らなければならないところで全く粘ることができなかったです。全体を見て、良くなかったレースをやってしまったなと思っています」
――今日のレースはどのように位置付けていましたか。
「今日のレースは箱根に向けての前哨戦ですので自分自身の立ち位置とか監督へのアピールをする機会というふうに捉えていました」
――今日の走りの手応えはいかがですか。
「今自分自身に足りないところというのが顕著に出たレースでしたので箱根に向けて自分自身に足りない粘るところをしっかり粘るというのをさらに頑張っていきたいなと思います」
――ありがとうございました。
杉彩文海(文2=鳥栖工)
4組13着 28分57秒71(自己新)
――走ってみての感想はいかがですか。
「前半から後手に回ってしまって、全く勝負ができずに終わってしまった印象です」
――プランとしてはもっと前でいこうという感じだったのですか。
「はい。もっと前の方で勝負して、タイムもですがやはり箱根のメンバーに入るためにもチーム内順位を意識して前の方で走ろうというのを最初からイメージして走りました」
――ここから箱根まではどう調整していきたいですか。
「やはり自分は今回のレースで本当に箱根を走れるか走れないか分からない状況なので。やはり一つ一つの練習を大事にしてまずは故障をせずに、箱根までにベストなコンディションで臨んでいけるように調整していきたいと思います」
――ありがとうございました。
(ベストを更新した杉)
尾﨑健斗(商1=浜松商)
4組16着 29分09秒96(自己新)
――試合を振り返っていかがですか。
「最低でも28分台で走ろうと思っていたのですが、それがかなわずすごく悔しいレースになったかと思っています」
――初めての1万メートルでしたが不安はありましたか。
「トラックレース自体が結構久しぶりだったのでレース勘というのが少し不安でした。実際それがレースにも出てしまって納得のいくレースはできなかったです」
――MARCH対抗戦という大会はいかがでしたか。
「今までとは全く違う派手な演出で走っていて楽しかったです。またこのようなレース走る機会があったら走りたいと感じました」
――ありがとうございました。
(久しぶりのトラックレースを走る尾﨑)
甲斐涼介(情コミ1=宮崎日大)
3組23着 30分22秒97(自己新)
――レース振り返っていかがでしたか。
「3000メートルくらいからどんどんきつくなって、やはりまだ練習不足だなと感じました」
――この大会はどのような位置付けでしたか。
「まず1万メートルを本気で走るのが初めてだったので楽しみもありました。しかしやはりきついというのが大きくて、まあでもそれを経験できたのは一つ収穫があったのかなと思います」
――これからにつながる経験になりましたか。
「つなげていかないと変わらないので、経験したことをつなげていっていい結果が出せるように練習していきたいと思います」
――ありがとうございました。
(ラストで粘る甲斐)
[入野祐太、出口千乃、覺前日向子、萩原彩水]
第98回箱根駅伝まであと、37日
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