
(37)関東大学1部リーグ戦 第17節対流経大戦 試合後コメント
栗田大輔監督
――悔しい結果になりましたがいかがですか。
「そうですね。流経大が本当に素晴らしいチームで、気持ちもこもっていましたし、優勝するに値するチームだったと思います」
――前半の最初は相手の裏を狙う攻撃に苦しめられましたが、徐々に幅を使っていい形を作り先制点になったと思います。その点に関してはいかがですか。
「とにかく勝った方が優勝だったので、90分通して勝つということが大事で、立ち上がりは主導権の取り合いになると思っていました。きっちりと守り、徐々にマイボールの時間が増えたところで押し込み、点を奪うことができたという意味では非常にいい前半だったと思います」
――今シーズンを総じて振り返っていかがでしたか。
「今シーズンはずっと、1部残留を目標にすると言ってきました。選手たちは100周年で優勝というのを目標にしていましたが、それだけの実力を備えているチームではないと思っていました。1年間を通して強くなり、結果としていい成績が出てくればいいなと考えていたので、学生はものすごく頑張った1年だったと思います。最後に優勝戦線で首位に立ち、優勝がつかめる場所に来たので、欲が出て絶対優勝するぞという思いでやっていました。やはり結果として負けて3位になってしまいましたが、4年生を中心にものすごく頑張った代だったのではないかなと思います。自分たちの実力以上の成績が出たということは本当に学生の頑張りだと思います」
石井優輝主将(政経4=昌平)
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「狙い通り前半に1点を取ることができて有利な状態で前半を折り返したところまでは良かったです。後半は相手が入りから向かってきた分、受け身の形になってしまったので早々に失点してしまいました。入りのところで耐えることができなかったというのが一つ反省点としてあります。1―1の状況であれば可能性は大きかったのですが、そこで2点目を奪われたことで2点が必要な状況になってしまいました。その結果、攻め急いでミスをするなど自分たちらしいサッカーができず、受け身になったことが敗因だと思います。前節の駒大戦もそうでしたが、シンプルに勝負弱さもあったと思います」
――駒大に敗れて今日までどのような心持ちで過ごされていましたか。
「原点に戻り明大のサッカーである、ハイプレス、ショートカウンターに加えて、三原則(球際、切り替え、運動量)の部分を積み重ねるということを意識していました」
――1年間主将としてリーグ戦を戦ってきましたが、今の心境はいかがですか。
「3連覇が懸かっていた中で、明大初の3連覇を成し遂げたいという気持ちがありました。リーグ戦を通して圧勝した試合が2試合くらいしかなく、ずっとぎりぎりで戦ってきた中で、優勝決定戦ができたことはうれしいことですし、自信を持っていいことだとは思っています。しかし、最後は勝ち切りたかったというのが正直な気持ちです」
藤原悠汰(政経4=広島皆実)
――ゴールシーンを振り返っていかがでしたか。
「1本前に文哉(杉浦・政経4=名古屋グランパスU―18)からパスが出そうなシーンで自分が遅れてしまったので、そこを文哉がうまく合わせてくれました。決め切るのは自分の仕事だと思っているので、その仕事ができたことは良かったと思います」
――今シーズンは13得点。個人のパフォーマンスとしてはいかがでしたか。
「得点王にはなることができませんでしたが、ゴールの意味というところでは、チームの勝利やしぶとく勝ち点を取る、負けない試合に持っていくゴールは多く取れたと思います。その中で今日は得点を決めることができたことは良かったですが、それが勝ちにつながらなかったのは残念です」
――インカレへの意気込みをお願いします。
「インカレは死に物狂いで勝ちにいきます。今まで積み上げてきたものを結果で示すことが、下級生や支えてくれた人たちへの恩返しにもなると思うので、残り1カ月もありませんが、結果をしっかりつかみにいきたいと思います」
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