
(54)~playback~ 小林翔大「今まで明治で学んできたことを後輩たちにつないでいきたい」
「強い明治を取り戻す」。新体制発足時、飯沼蓮主将(営4=日川)はスローガンに込める意味について言及した。3連覇の懸かる関東大学対抗戦、そして日本一奪還に燃える全国大学選手権へ。紆余曲折を経て迎える最後のシーズン。4年生に明大での4年間についてとラストシーズンへの意気込みを伺いました。
第5回は小林翔大(営4=明大中野八王子)のインタビューをお送りします。(この取材は10月20日に行われたものです)
――ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
「中学校で部活を何にしようか迷っていた時にラグビーが一番面白そうだったので入部したのがきっかけです。それまではサッカーと水泳をやっていました」
――大学でもラグビーを続けようと思った理由を教えてください。
「全国から日本のトッププレーヤーが集まる明治大学ラグビー部にチャレンジしたいと思ったからです。厳しい環境に身を置くことで成長できるのではないかと思って決めました。あと、元々明治大学のラグビーに憧れていたので挑戦したいという気持ちから大学でも続けることを決めました」
――実際に4年間で成長できたことはありますか。
「浮き沈みはありますが、一喜一憂せずに自分の目標に向かって努力し続けること、継続することの大切さを学ぶことができました」
――4年間で一番印象に残っている試合はありますか。
「昨年度のCチームの慶應との試合です。キャプテンをやらせてもらったのですが、その前の週の対抗戦で慶應に負けていて、絶対に負けてはいけないという試合だったのでよく覚えています」
――その時にキャプテンとして声を掛けたことはありましたか。
「声を掛けたというか、細かいことはもちろんですが、明治のプライドを持って絶対にリベンジしないといけないということは言っていたと思います。プレーどうこうというより、勝つことに対する意識について言っていたと思います。はっきりとは覚えていないですが(笑)」
――後輩に伝えたいことはありますか。
「優秀な選手がそろっているので、周りのライバルから盗めるところはしっかりと盗んで成長してほしいです。常に目標を持ってやることの大切さも伝えたいです。あとはあまり調子が出ないときでも、調子が悪い中で自分のベストを尽くして、そこで腐らずに頑張ってほしいです」
――4年生の雰囲気を教えてください。
「ラグビーの面では、負けず嫌いな選手が多いので、常に努力をしている選手が多いと思います。私生活の面では、全国各地から来ていますし寮生活で仲がいいので楽しい学年です」
――改めて小林選手にとって、〝MEIJI PRIDE〟はどういった意味がありますか。
「プレー面で細かい部分はあると思いますが、自分たちが明大ラグビー部として4年間やってきて、その明大のプライドとして絶対に勝たないといけないということだと思っています」
――最後に意気込みをお願します。
「明治は良くも悪くも、下級生は上級生のプレーや行動を見て学ぶことがしやすい環境だと思います。最近、ルビコンでリーダーを務めることが多いのですが、自分が一番頑張ることによって今まで明治で学んできたことを後輩たちにつないでいきたいです。あとは、明治大学ラグビー部としてのラストイヤーなので紫紺を着て親や応援してくれている方に見せられたらいいなと思います」
――ありがとうございました。
[宇野萌香]
◆小林 翔大(こばやし・しょうた)営4、明大中野八王子高、165センチ・71キロ
同部屋メンバーの山田歩季(商1=京都成章)はホラー映画が苦手。克服するために部屋メンバーでホラー映画を見ている。「ほぼ無理やりです(笑)」
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