(53)~playback~ 加藤樹大「今はとてもみんなが同じ方向を向けている」

2021.11.06

 「強い明治を取り戻す」。新体制発足時、飯沼蓮主将(営4=日川)はスローガンに込める意味について言及した。3連覇の懸かる対抗戦、そして日本一奪還に燃える大学選手権へ。紆余曲折を経て迎える最後のシーズン。4年生に明大での4年間についてとラストシーズンの意気込みを伺いました。

 

 第4回は加藤樹大(商4=茗溪学園)のインタビューをお送りします。(この取材は10月20日に行われたものです)

 

ーー4年間を振り返っていかがですか。

 「とても大変でした。部内の競争が激しく、高校でやってきた練習内容や強度とも全然違うため、体づくりも大変でした」

 

ーー明大入学当時について教えてください。

 「上に3学年いるので、とても実力の差を感じました。もっとトレーニングをして追い付かなければと思いました」

 

ーー明大に入ったきっかけを教えてください。

 「日本一を目指せる環境であり、高校からの知り合いも多くの人が明大に行くと聞いたからです。他校という選択肢もありましたが、高校3年次に明大が大学選手権で準優勝をしたので、とても強い印象があり、決め手になりました」

 

ーー思い出に残っている試合はありますか。

 「昨年度の秋ぐらいに行われた早大とのB戦です。うまく自分の力を出すことができ、試合後に監督からのMVP発表では自分が呼ばれました。プレーに自分らしさが出ていたと自分でも思いましたし、さらにそれを監督やコーチ陣にも認めてもらえたということで印象に残っています」

 

ーー目標としていた先輩はいらっしゃいますか。

 「自分は福田健太さん(平31法卒・現トヨタヴェルブリッツ)という3個上のキャプテンと高校が同じで、最初に入った部屋も健太さんの部屋でした。高校の頃から知っている方でもあったので印象に残っています」

 

ーー4年生の雰囲気はいかがですか。

 「今はとてもみんなが同じ方向を向けていると思っています。以前学年で集まり、大学選手権までのみんなの思いなどを本音で語る会をしました。そこがとてもターニングポイントになり、お互いのこの学年に懸ける思いを確認でき、4年生の団結力が強まったと思います」

 

ーー〝MEIJI PRIDE〟の意味は何だと思いますか。

 「僕にとっての〝MEIJI PRIDE〟はもう一回ここで大学選手権を優勝し、明大のプライドを取り戻すということです」

 

ーーありがとうございました。

 

[堀之内萌乃]

 

加藤樹大(かとう・じゅだい)商4、茗溪学園高、180センチ・82キロ

 4年生の中ではいじられキャラだという。「いじられすぎたときはムカつくときもあります(笑)」